イリュージョニスト

劇場公開日:

イリュージョニスト

解説

フランスの喜劇王ジャック・タチが娘のためにのこした脚本を、「ベルヴィル・ランデブー」のシルバン・ショメ監督がアニメ映画化。舞台は1950年代のパリ。初老の手品師タチシェフは、場末のバーで時代遅れの手品を披露しながら細々と暮らしていた。ある日、スコットランドの離島にたどり着き、そこで貧しい少女アリスと出会う。タチシェフを魔法使いだと信じこみ慕うアリスと、生き別れた娘の面影を重ねるタチシェフ。2人はエジンバラで一緒に暮らし始めるが……。

2010年製作/80分/G/イギリス・フランス合作
原題:L'illusionniste
配給:クロックワークス、三鷹の森ジブリ美術館
劇場公開日:2011年3月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第83回 アカデミー賞(2011年)

ノミネート

長編アニメーション賞  

第68回 ゴールデングローブ賞(2011年)

ノミネート

最優秀長編アニメーション映画賞  
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映画評論

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(C)2010 Django Films Illusionist Ltd/Cine B/France 3 Cinema All Rights Reserved.

映画レビュー

4.0手品師

2023年10月15日
Androidアプリから投稿

ガラスの向こうの見せ物の世界は、人を成長させるし、社会的には成功なのだろう。
 しかし、人間の本質的に生きていくためには、その世界は生きづらく、愛や友情が飢えていく。

主人公は、人間的なのに職業が見せ物というところで、このテーマが深くなる。さらに手品師であって魔法使いでは無いというのも、見せ物の裏表が最初から分かってる感じで素晴らしい。

作品の雰囲気も落ち着いていて気軽に見れる感じでこのテーマの複雑さはすごい。

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ikarun

4.0本当に切ない一本

2023年3月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

どんなに愛しい子供でも、いつかは(自分で自分の家庭を築いて)親の下から巣立って行きます。

むしろ、これから自分の将来を切り開いていく我が子に対して、壮年を経れば、親の我が身は老年に至って衰えて行くばかりなので、かえって親から巣立って行ってもらわなければならない…。
そうなった親から見れば、あとはもう、子供を見守ることしかできないという、その寂しさ。
アリスと別れたタチシェフの心境は、それ以外にはなかったと思います。

最後の最後に、タチシェフとしてなすべきこと(アリスのために当座の…残せるだけのお金を残すこと)も、半端仕事や、慣れない自動車整備工場でのアルバイトで、何とかすることができた訳ですから。

本当の親子ではなかったにしても、タチシェフの心情はそこ以外にはなかったろうと思うと、観終わって、本当に切ない一本になりました。評論子には。

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talkie

2.5田山花袋「蒲団」との類似性が気になります。

2022年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 アニメーションのアート面。特に3DCGとカリカチュアライズされた演出は良かったと思います。ただ、話の構造というかプロットが田山花袋の「蒲団」にしか見えませんでした。

 あまり類似性の指摘はないみたいですけど、私はまた欧米の日本作品のパクリ?と思ってしまいました。

 アートに感心したので点数いれますが、内容は日本の私小説のほうがよほどどろどろした内面を描けていますので、ストーリーには点はいれらくないですね。2点と言いたいところですが、うさぎに免じて2.5にしておきます。

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nyaro

2.5絵が良い

2022年2月15日
PCから投稿

すこしラストは悲しかった。

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aaaaaaaa
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