「明るい気持ちになれる映画。」僕たちは世界を変えることができない。 But, We wanna build a school in Cambodia. 揚羽さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0明るい気持ちになれる映画。

2011年10月1日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

知的

俳優や監督からのメッセージが、等身大でぶつかってくるような作品でした。

向井さんはじめ俳優陣が、役としてでなく等身大の自分自身としてカンボジアで様々な体験をして、この映画に臨んでいたんだろうな、ということが伝わってきました。

映画の中で、セリフじゃなく向井さん本人の言葉で語られた部分が沢山あったのだろうと思います。
俳優陣が泣いたり叫んだりするシーンがあるのですが、そこでは心から、彼らは泣いたり叫んだりしていたんだと思います。

高校生、大学生の世代には特に、真っ正面からぶつかってくるテーマがあると思います。
(でも、私が映画を見た時は、近くの席におじいさんやビジネスマンもいて、一緒に感動していたので、世代を問わず何かを感じることのできる映画だと思います。)

エイズ、地雷、ポル・ポトの大虐殺など…この映画が扱っているテーマは重いのに、重苦しい映画にならず、見たあとに、明るい気持ちでスッキリとした気持ちになれるのは、俳優陣と、ポルトガルの出演者たちの実力だと思いました。

見てよかったです(^^)

人生の岐路に立つ人に、是非見て欲しいです。

揚羽