劇場公開日 2011年4月29日

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「スコットの不思議な世界」スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 SAOSHIーTONYさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0スコットの不思議な世界

2011年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

単純

興奮

いや~。この作品は私のようなファミコン世代にはピッタリの作品ですね。なんというか昔遊んでいたゲームの事を思い出しながらやっていました。しかし、残念ながら昔の任天堂のゲームをやったことのない人達からはくだらないと片付けられてしまうでしょう。それが残念でたまりません。

カナダのトロントに住みながらあるバンドのベースを担当している主人公のスコット。彼は高校時代から付き合っていた中国人の彼女がいたが、ある日不思議な少女レモーナと出会い恋におちます。しかし、彼女のハートを掴むには彼女の元カレ7人全て倒さなければいけなくなってしまうのです。

注目はエドガー ライト監督の作る独特の世界観と派手なバトルシーンの数々。この作品の世界観をわかりやすく例えて言うなら「スト2」×アニメ版ドラゴンボールZ×「JUNO/ジュノ」みたいなものです。なんと言うかオリジナル性にとんでいて最高でした。バンドバトルや格闘シーン等も最高に派手で魅力的でした。映画を観終わった後にテンションが上がってしまって思わず興奮してしまいました。もうとにかく最高の気分にさせられました。

それから忘れてはいけないのが音楽。オープニングのユニバーサルスタジオのロゴのバックにあのテーマ曲のサウンドが変わっていて何とも面白かったです。また、言いますが、ファミコン世代の私にとってはこういった部分もたまらないのであります。

というわけでとても良い気持ちにさせられました。こんなに映画を観て爽快な気持ちにさせられたのは久しぶりです。この映画には弱点などありません。完全にKOされました。

SAOSHIーTONY