劇場公開日 2011年1月29日

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「【泥沼の世界】に引きずり込まれる」白夜行 Natsukiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【泥沼の世界】に引きずり込まれる

2011年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

東野圭吾のミステリー長篇小説の映画化

過去に韓国でも映画化されているけど
そちらは観ていない

実はこの映画 劇場で観るつもりは無かったけど
たまたま観る機会ができたので 全く期待せずに
何も内容を知らないまま 【予備知識ゼロ】で鑑賞した

数十年前 雨の降る殺人現場から物語は始まる

謎めいた事件に 怪しげな事件の関係者たち

薄暗い町並み だんだん胸騒ぎがする

『ゾディアック』や『殺人の追憶』の様な雰囲気で
ジワリジワリと【泥沼の世界】に引きずり込まれる感覚

遠くもなく 近くもないアノ20世紀後半の
【時代背景】を忠実に再現した美術も良い

結果 素晴らしい体験をさせていただいた

観る前から堀北&船越の主演だけは知っていたけど
二人とも予想以上の好演で 役者として惚れた

幼少の頃 映画を観始めてから今までの人生
《映画は内容を何も知らないで観るべき》だと
熱く語り継いできた

やはり映画は【予備知識ゼロ】で観るのが理想だと
改めて思った

これから映画を観る時は今まで以上に【予備知識】と
【先入観】と【偏見】と【ジャンル分け】を徹底排除しようと
世界の映画好き仲間に再び言いたい

Natsuki