劇場公開日 2010年4月24日

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「感染対策甘っ」フェーズ6 Minaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5感染対策甘っ

2023年5月20日
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予告で本作がゾンビ映画だと思った人も少なからずいるだろうが、私自身もその一人である。本作での感染者は決して群れをなして襲ってくる訳でもなく、シャワー中の無防備なおねーちゃんを喰い殺す事もなく、未知の病に感染し、為す術もないままゾンビの様な姿となって弱っていく哀れな人々である。
本作で描かれるのは、文明や政府が崩壊したあとの人々の怖さだ。移民者を追いかけ回し、「お前らのせいだ」と撃ち殺す人間たちの姿。ウィルス根絶の為に奮闘するはずの立場の人間らの不協和音と欲望。
テンポは穏やかな作品だが、何かと印象に残るテーマの作品だった。「28日後・・・」でも同テーマが描かれていたが、ストーリー性やホラー要素は明らかに「28日後・・・」の方が抜きん出ている。ダニー・ボイル監督作と比べるのも良くないかも知れないが、改めて野生化した人間の怖さが良く分かる作品である。
だが、そんなポイントを幻滅させてしまう点がある。それは、感染対策の甘さだ。感染者の触れた物の消毒等は分かるのだが、空気感染する可能性が・・・等と言いながら薄汚れたマスクと手袋であんなに接近したら感染するに決まっている。コロナの登場で当時の意識とは違うだろうが、それにしてもずさんな管理方法にあんぐりである。
そこをもっと徹底した演出にしていれば、よりリアリティ溢れるパンデミックスリラーになっていたかもしれない。

Mina