劇場公開日 2011年1月15日

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「【”スーパーギフテッドの孤独” ジェシー・アイゼンバーグの”超高速モノローグ&セリフ”が、マーク・ザッカーバーグのシナプス伝達スピードと同調しているのではと思ってしまう作品。】」ソーシャル・ネットワーク NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”スーパーギフテッドの孤独” ジェシー・アイゼンバーグの”超高速モノローグ&セリフ”が、マーク・ザッカーバーグのシナプス伝達スピードと同調しているのではと思ってしまう作品。】

2020年6月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波、VOD

悲しい

知的

難しい

 冒頭のマーク(ジェシー・アイゼンバーグ)とエリカ(ルーニー・マーラ)とのバーでの何気ない会話からのマークの知性ヒケラカシとも取れる数々の言葉による破局シーン(マークはハーバード大学、エリカはボストン大学)から、一気に物語に引き込まれる。

 更に憤懣募るマークが、数時間でハーバード大学の寮名鑑にハッキングして、数時間で女子学生の顔写真をコピーし、”右か左か”フェイスマッシュゲームを作り、ハーバード大学の回線が午前4時にダウンしてしまうシーンは、何度観ても痛快である。(しかも、その間に、エリカに対する嫌味な投稿もしている・・)

ーここまでで、マーク・ザッカーバーグの”スーパーギフテッド”振りと彼の性格が十二分に分かる。見事なイントロである。-

 ・ここからは、彼の才能に付いていけなかった人々
  1.ウィンクルボス双子兄弟(アーミー・ハマー)
  2.親友だったエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)
 ・彼の才能に気付き、影響を与えた
  1.ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク:ナップ・スターを作り、音楽業界を震撼させた男を好演。)

 とマークとの学生時代とマークを訴え、訴訟交渉とのシーンが重層的に描かれる。

■印象的なシーンは数々あれど、
 ・”ザ・フェイスブック”の共同経営者だったエドゥアルド・サベリンがマークの身勝手振りと才能に複雑な気持ちになり、銀行口座を凍結するシーン
ー器が小さい・・。-

 ・ウィンクルボス双子兄弟が”ハーバード・コネクション”のアイディアをマークにパクられた事をハーバード学長に親のコネを使って会い、訴えるが一蹴されるシーン。
ーそもそも、マークとのブレインレベルが違うのだよ・・。マークが訴訟交渉の場で彼らの事を”今まで、挫折をしたことがないんだよ・・”と一蹴するシーンも痛快である。-

■沁みたシーン
 ・訴訟交渉の後、女性2年目弁護士から”貴方は嫌な奴を振舞っているだけよ・・”と言われ、”フェイスブック”を使って、寂しそうにエリカに“友達申請”をするシーン。

ーエンドロールで流れる、”フェイスブック”の世間的信用を落とさないため”に、マークが彼らに支払った和解金(エドゥアルド・サベリンは非公開)と、現在のマーク・ザッカーバーグ及び”フェイスブック”の資産価値が示されるシーンはかなりアイロニーが効いている。-

<何度も観ていると、ジェシー・アイゼンバーグの無機質に思える高速モノローグとセリフが、マーク・ザッカーバーグのシナプス伝達スピードと同調しているように思えてしまう作品でもある。>

NOBU
こころさんのコメント
2021年3月14日

NOBUさん
ジェシー・アイゼンバーグ、人気&実力共にある俳優さんなんですね✨
「ハミングバード・プロジェクト」「グランド・イリュージョン」面白そうですね 👀(観たい!)
「ゾンビランド」メチャメチャ面白そうですが、ホラー映像が子供レベルで苦手なので、厳しいデス😭

こころ
こころさんのコメント
2021年3月14日

NOBUさん
おはようございます。
コメントを有難うございます。ジェシー・アイゼンバーグ、今作で初めて知りましたが、いい俳優さんですね✨
この作品に、冒頭から引き込まれました👀

こころ