劇場公開日 2010年12月17日

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「美しい映像美だった27年前のトロンを賞賛するべき」トロン:レガシー aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5美しい映像美だった27年前のトロンを賞賛するべき

2010年12月22日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

知的

史上初のCG映画といわれたトロン(82)
主人公フリンがコンピューターの中に侵入、そのサイバースペースで味方のプログラム・トロンの協力をえて、プログラムたちとサバイバルゲームをするというもの。
無機質で幾何学的な構造物が広がる暗い世界で、光るラインの入った黒い全身スーツを着た俳優たちがネオン管を組み合わせたようなライト・サイクル(バイク)などに乗ってバトルを繰り広げる。
当時斬新な映像で話題にはなったが、興行的には失敗。
27年ぶりに続編として制作された。フリンを演じたジェフ・ブリッジスがサイバースペースに幽閉された父親を演じてる。

幼い頃の父親の失踪で心に傷を負ったフリンの息子サム(ギャレット・ヘドランド)は、親代わりの父の親友アランの話から行方不明の父の後を追う…。

最新の3D・CG技術を駆使した映像は確かに綺麗だが、画面が暗く光るスーツに立体感がないためか、期待したほどの3D効果はなかったような。
ストーリーにも捻りはなかった。
ここは27年前にあの美しい映像美を作り出したトロンを賞賛するべきか。

aotokage