劇場公開日 2010年1月16日

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「とても上質なサスペンス」ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0とても上質なサスペンス

2023年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

先日ハリウッド版を観たので久しぶりに鑑賞です。
やはりノオミ・ラパスはしっくりきますね。
また、その演技に対するアプローチがすごいです。
彼女のこの芝居があったからこそ、ルーニー版があそこまで引き出したと言えるでしょう。
うん、ノオミのリスベットは素敵ですね。
最後までじっくりと見せる隙のないサスペンス、そしてその構造も見事。
飽きる事ない伏線の連続で、脚本もすごいです。
そんな渦の中、心を通わせながらも絶対的な壁がある悲しい二人。
そして当然のように訪れる別れ。
むしろ、それを当然と受け入れる芯の強さ。
本当、なんて魅力的なんでしょうか。
今尚観ても、とても上質なサスペンス作品でした。

白波