RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語のレビュー・感想・評価

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4.5大切なものとは

2010年6月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

なんだか懐かしい気分になれる映画です。
最近は3D映画などが主流になってきていますが、このような派手さはありませんが心に響く作品に好感が持てます。

将来が約束されたエリートがとある理由から会社を辞める。
あまりにも呆気なく辞められるあたりは映画です。

ただ、その勇気ある決断が彼の人生を大きく変えていくのです。

鉄道員になったあとの中井貴一の表情は実にゆとりのある笑顔です。
忘れていた優しさを取り戻しくれる姿が見て取れます。
そして時折見せる笑顔を見ているとホッとした気持ちになれます。

また、他の出演者たちの想いも画面から伝わってきます。

大切なものが何かを想い出せてくれる作品に感謝するばかりです。

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アスカフェニックス

5.0感動

2010年6月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

日本映画の原点を見た様な気がします。美しい映像と出演者の方々の暖かい思いが伝わってきます。主演の中井貴一さん、なんて素敵な方なんだろうとしみじみ感じました。島根県の美しい風景にほっとしました。

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若大将

5.0目頭が熱くなります ☆^^☆

2010年5月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

電車の見所もたくさんですが・・。
もと会社人間の、親孝行のお話といった感じです。
ほんわり楽しいシーンもあり、涙もあり。
見た後は、親孝行したくなるのでは・・。
ただ、電車の運転士になろう!と、決心するところまでが
結構長いので、その点だけ、そのつもりで見たほうがよいかな。
・・と、思います♪ ^-^

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見て大晴快 (ママ)

4.0予定調和的ではありますが、結構ほろりと来ます。

2010年5月30日
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鑑賞方法:映画館

将来を嘱望されていたエリートサラリーマンが、母親の病気や同期の事故などに直面し、これまでの自分の人生を見つめ直して、子供の頃からの夢の「一畑電車の運転手」になると言う話。

物語の舞台となっている一畑電車ですが、島根県出雲市を営業エリアとする鉄道会社です。劇中では、ひなびた地域を二両編成の電車でゆっくりと走る典型的なローカル線として描かれていますが、実際には特急も走っている路線です。まぁ、ローカル線であるのは間違いないですし、経営的に厳しいのも間違いないとは思いますが、画面から得られる雰囲気だけだと、若干誤解してしまいそうです。

主演の中井貴一や本仮屋ユイカなど、演技派が揃っているだけあって、中々見せる内容になっています。唯一難点を上げれば、この作品がデビュー作となった、三浦友和・山口百恵夫妻の次男三浦貴大ですかねぇ。演技が固いと言うか、演技しきれていないと言うか、何と言うか。終盤の野球のノックシーンではいい感じでしたが(笑)。まぁ、デビュー作なんで仕方ないのかもしれませんが、今後の研鑽に期待します。それと、ポスターなどから得られた印象だと、筒井と宮田の絡みがもっとあるのかと思ったんですが、意外に少なかったですね。

宮崎美子は、筒井の母の介護士と言う微妙な微妙な位置付けの配役なんですが、意外な存在感を示しています。彼女の笑顔が、優しい介護士と言う雰囲気を醸し出していて、良いのかもしれませんね。宮崎が演じる森山を見ていた筒井の娘の倖が、職業として介護士を選択するのは、必然だったのだと思います。

電車の車両的な話で言うと、筒井が乗務する車両にデハニ50系が結構使われています。物語的に、話が作れるので仕方ないのかもしれませんが、この車両は既に引退して、保存されているんですよね。映画の撮影のため、2009年8月末に本線を久しぶりに走行しましたが、8月末で車両の法定検査の期限が切れると言うギリギリのタイミングの中、わずか二日の撮影で、何とか撮りきったそうです。

中々いい映画だと思うのですが、もう少し「こうなれば」と思うところも有ります。一つは、先にも記しましたが、筒井と宮田の絡みですね。「自分の夢を追求する」筒井に触発され、宮田も野球に再挑戦するのかと思いきや、そうでも無く肩透かし。期待する雰囲気もあったので、どうかなと思います。また、筒井がいきなり会社を辞めても、妻の由紀子は「夢を追えば良い」と、あまりにも物分りが良すぎる点と、物語の終盤、由紀子も自分の夢を叶えていて、お互い、東京と島根という別れた生活というのも、物語の描き方としては、もう少し別の描き方が有ったのではないかとも思います。ヘタをしたら物語を破綻させかねないですからね。

物語の筋は、上記の様に微妙なところは有りますが、セリフは結構言葉を選んで書かれています。特に、物語終盤の「ちゃんと終点まで乗って行ってくれよな。」と、肇が由紀子にかけた言葉は、文字通りの意味と、人生最後まで一緒にいようと言う、二重の意味があったと思うんですが、どうでしょうか?

物語の特性上、観客はやはり40~50代がほとんど。現代サラリーマンには有りがちなテーマで、その世代には響く話ですからね。ストーリー的には予想通り、最後の方には思わずホロリとさせられてしまうシーンがあります。私も思わず、グッときてしまいました(苦笑)。物語が微妙なところが有ったり、時間がちょっと長くて、冗長かなぁとも思いますが、全般的にはいい作品だと思います。

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勝手な評論家

4.5癒されました♪

2010年5月27日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

幸せ

のどかな風景と穏やかな映像に、とても癒されました。
日頃もう若くないからと言ってあきらめてる事って結構多いけど、
この映画を観て何だかやる気が出てきた気がします。
今の時代好きな事を仕事に、なんて悠長な事はなかなか言えないけど、
希望だけは持ちたいと感じさせられました。

一流企業を辞めて夢に向かってがんばってる中井さんが、
次第にやさしさを取り戻していく感じがとてもよかった。
お金や名誉じゃなく家族みんなで笑って話せる事が、
本当に幸せな事だと実感しました。

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sora311

5.0島根に行ってみたくなりました。

2010年5月24日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

幸せ

のどかな田園風景、人々の温かさ、描かれているものすべてにハマりました。
笑って、泣いて、ラストはおだやかな気持ちになれるいい映画です。

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シュン

5.0心があったかくなりました。

2010年5月23日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

幸せ

試写会が当たってみてきました。
もともとローカル線の鉄道や日本の田舎風景が好きだったので、映像を楽しみにしていきました。どこか懐かしい出雲の風景と、そのたくさんの自然の中を走るバタデンにとても癒されました。
さらに私の期待以上に内容が素晴らしく、夢をみることを忘れちゃいけないなと感じました。大切なひとには笑っていてほしい、そんなことを改めて強く感じました。笑って泣ける映画でした。

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まりこりん

4.0素敵な映画でした

2010年5月22日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

昨日、試写会で、RAILWAYS見てきました。
涙あり、笑いあり、自分の生き方や両親の事、夫婦の絆等々、いろいろと考えさせられたりと見てよかったと思える、とてもいい映画でした。
映像が美しく、電車と出雲のあったかい姿は秀逸です。
出演者の方もみんなよくて、特に、主演の中井貴一さんが、生き方を見直したことによって、変わっていく様子は、とてもよかったです。
あと、一畑電車の社長以下社員役の方達がそれぞれ個性あって、すごくいい感じでした。
島根出身の佐野史郎を起用してるのもよかった。
ストーリーの展開は思った通りでしたが、それが心地よい、正統派の作品で、「ALWAYS」のスタッフが作ったものって感じでした。

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ちょん

4.5期待しないで何となく見れば...。

2010年5月21日
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鑑賞方法:試写会

幸せ

あまり期待しないで、何となく見に行ったのですけれど..。
ほぅ~。
なかなか、よかったです。
ちょっと、泣けたりして。
ちょっと、笑ったりして。
くすっ、てぐらいですけれど、
何となく、後味がいい映画ですよ。
中井貴一が、また、いいおじさんをかもし出しています。

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ny152

3.5中井貴一くらい、バタデンもかっこよく撮ってくれていれば...

2010年5月20日
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鑑賞方法:映画館

 ともかく、主演の中井貴一がカッコいい。エリート街道を走っていた中年の男が、突然に子どもの頃からの夢に向かってローカル電車の運転士になる、というのは、まさに現代の男のロマンであり、憧れそのものを演じているのだから、かっこよく見えるのは当たり前かもしれない。自分も電車の運転士に憧れた子ども時代を過ごしていただけに、この作品は自分の夢を投影している。新鮮味のないストーリーでキャラクターも類型的ではあるが、男が一度は胸に抱くロマンを表現しているだけで、この作品は合格点をつけてもいいくらいだと思う。

 ただ、鉄道好きだからこそ言いたくなることもある。この作品の本当の主人公は、出雲の地をはしるローカル鉄道の一畑電車、バタデンだ。なのに、せっかく大きなスクリーンに登場する映像はキャラと同じように類型的すぎて面白味もかっこよさも感じなかった。電車というのは、撮る角度や夕陽に照らされたときのシルエットによって、とても美しく見えてくる。正直、電車好きのスタッフがいれば、もう少しバタデンの登場シーンは、主演者よりもカッコよく、印象的なものになっていたと思う。そこが、なにより残念だ。

 そして物語の内容だが、少し主演者たちの家族に焦点を集めすぎたのも、イマイチ気に入らない。東京の大会社のエリートから見た、採算をとるのが精一杯のローカル電鉄会社の実態や、出雲という独特の風土に特化した物語だったら、よりバタデンも類型的に見えたキャラ設定も、スクリーン上に生き生きとしたものに見えたようにも思う。もう少し、地方に目を向けたドラマにしていれば、この作品は単なる男のロマンを描いただけでなく、さらに深みのあるものになっただろう。素材が良かっただけに、ちょっと惜しいと感じる作品だった。

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こもねこ

2.5ちょい涙うるうる。

2010年5月12日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

私も、東京に出てきたくちだけど、あんな素敵な親孝行はできないなぁ…。
泣ける場面もところどころあり、なんといっても、映像が素敵でした!

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チェブ

3.5タイトルで絶望的に損してる良作

2010年4月25日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

幸せ

――twitterレビューよりコピペ(twitterID=skydog_gang)

『RAILWAYS』1 運転士になるまでの話かと思ったら、なって「から」の物語だった。家族の再生を描く話かと思ったら、再生して「から」の物語だった。ここが良い。人生って何かを達成したらゴールという訳ではなく「それからも続く」ものだから。

『RAILWAYS』2 最初の不仲パートは脚本演技共に紋切り型で不安を感じたがそれも早い段階で解消。静かに、しかし確実に流れる時間を映像に切り取ったかの様なタイトルバックの美しさが、この映画の目指す方向を饒舌に映し出していて素晴らしい。

『RAILWAYS』3 ただ、ある事故の動画投稿のパートで突然仰々しい展開になり、日本のダメドラマをみてる気分になり現実に引き戻された。後半はそれ以外凄く良かったのに…。それから、役割のある人物が多く一人に割ける時間が少なかった印象も。

『RAILWAYS』4 細かなエピソードを幾つか削り、その分人物描写を掘り下げればより惹き込まれる作品になったと思う。とはいえ今のままでも十分魅力的な作品。こうなると観に行く気にならない酷いタイトルと長過ぎて萎える副題が残念でならない。

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cross yuki

3.0映画ファンよりも鉄道マニア向けの作品ではないでしょうか。

2010年4月20日
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鑑賞方法:映画館

 次々とヒット作を生み出してきたROBOTにしては、冴えない作品でした。ドラマのとしてのメリハリが乏しいのです。立ち上がりから起伏の乏しい展開。大手電機メーカーから突然故郷の地方私鉄の運転手になるという決断の経緯が、あまりネタバレされずに進むので、唐突な感じが否めませんでした。
 その後の家族の説得や面接、採用、運転手研修とトントン拍子で進めすぎて、ドラマの中盤には、主人公の肇は電車運転手になってしまうのです。
 そのあとのストーリーをどう埋めるのかというような作りになっていて、運転士になった男のエピソードが小ネタとしてちまちま埋め込まれているだけで、物語全体の山場が見当たらなかったのが、残念でした。
 エピソードとしては悪くない話が多々出てきます。例えば、妻の由紀子は主婦なのにアロマショップを東京で起業したため、田舎の電車運転手として赴任することになった肇と別居生活を選択。離婚の可能性も暗示する中で、夫婦としてこの別居にどう向き合うか、それとも関係を清算すべきかという複線が敷かれていたのです。
 肇がラストに、由紀子を自分の運転するレトロな電車に乗車させたとき、終着駅まで乗って行けよという台詞が、なかなか意味深で良かったです。

 また、こんな話もあります。肇と同期で電車運転手となった宮田大悟は、甲子園球児でした。プロ球団の入団が決まっていたものの、肘の故障で断念したばかりだったのです。そんな大悟の野球の夢を何とか肇は叶えてやろうとするのです。

 その大悟は優しい性格で、電車好きな少年を運転台に招いてしまったのです。調子に乗った少年は、ある日一瞬大悟が席を立った運転台に乗り込み、電車を動かしてしまいます。運が悪いことに、その模様を乗客に携帯で録画されてネットに流されて、電鉄全体が詰め寄るマスコミへの釈明のために窮地に立たされてしまいます。
 大悟とともに乗車して、たまたま運転を代わって貰っていた肇は、この事態を自分の責任にして辞表を提出してしまいます。
 駅を去ろうとする肇に翻意を促しに集まってきたのは、日々親切に接してきた乗客でした。ちょっっとわざとらしい集まり方でしたが、肇の人間的な魅力を伝えるのにいいエピソードでした。ここをラストに持ってきたら、もっと盛り上がったのではないなぁと思いましたね。
 他には、肇が運転中に母親が危篤になるという事態が勃発。電車運転手は親の死に目会えないのかというネタ振りもあったのですが、どれも総じて小ネタで終わらしてしまったのです。

 だからこの作品は、映画ファンよりも鉄道マニア向けの作品ではないでしょうか。電車運転手になるための研修や訓練、試験風景から、地方私鉄の日常業務が克明に紹介される本編は、マニア垂涎の作品と言えそうです。

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流山の小地蔵