(500)日のサマーのレビュー・感想・評価
全208件中、201~208件目を表示
付き合い開始500日未満のカップルへ贈る”恋のリトマス試験紙”
予告編で魅かれず
当初はパスを決め込んでいました。
ところが、愛読誌などで好評。
また、全米10都市27スクリーンから上映を拡大、
公開4週目にトップ10入り。そんな情報を耳にして行くことにしました。
☆彡 ☆彡
なんだろ
この爽やかな気持ち
途中は胸が締めつけられていたくせに(苦笑)
ラストのセリフのオチが
一瞬理解できず、英語力のなさを露呈。
その後、エンドロール中に気がつき
後味のよさが増しました(都合よすぎだぞ!)。
〈 続かないのが人生 〉
〈 妻は家に導くヒカリ 〉
ラストの結果が早々にわかってしまうことに関して
賛否両論がわかれそうですが、むしろそのことによって
「コミカルな作品ですよ」とのアナウンス効果になるんじゃないか、と
わたしは勝手に解釈。いくつもの場面でクスクスと、時には声を出して
笑いながら、気持ちをゆったりとして、楽しませてもらいました(笑顔)
主人公のトムの勤務先が
一言メッセージを添えて贈るカードを作る会社のため
短いフレーズで心に残る珠玉のことばも多数あって、
そちらもさらに気持ちを良くさせてくれました。
字幕の翻訳者、大変だったんじゃないかな(苦笑)
◇ ◇
運命の恋を信じる男性、トム
運命の恋を信じない女性、サマー
この2人が織りなすラブコメディ。
『妻が結婚した』(09)こちらを
オブラートに包みソフトタッチにした作品でした。
『妻が結婚した』は
男性・女性で評価が180度割れそうな気がしました。
今作も、中盤までは、
女性はイイかもしれんけど、
男性はつらいよな。だって、
よっぽどモテモテの人じゃなければ
トムと同じような勘違い?経験?悪あがき?はしているだろうからな。
他人事に見えんでしょ??と、同じ男性としては目をそらしたいような場面もありました。
ただ、
クライマックスからラストにかけて、
サマーの行動は、男性目線からみて
「こんな女性いるのかよ、ドラマや
映画じゃあるまいし(映画じゃん)」
突っ込みを入れたくなるのですが、
トムにも希望の光を与えると同時に、
ある結論を導き出して幕を下ろしますので、
お~、よかった、よかった。パチパチ、拍手!と気分よくエンドロールを眺めていました。
そして、
時間をおいて一歩下がって
もう一度、振り返ってみました。
中盤、
男性は胸を締めつけられるけど
女性はイライラするかもしれないな
理解してくれない、女々しい男性に対して(苦笑)
男女2人で行って、
ポップコーンを食べる
スピードが上がり、取りかたが力強く
烈しくなったら、彼女はトムにイライラしていると気づいてあげてください。
そして、彼氏であるあなたは、決してトムと同じような行動を現実世界でとらないようにしてください。
そうしなければ、本物の地雷を踏むことになってしまうでしょう。
☆彡 ☆彡
時に挿入されるアニメもかわいかった。
音楽も素敵だなぁ、と珍しく耳に残りました。
リーフレットを読むとマーク・ウェブ監督。
ミュージッククリップ製作で有名な人らしいですね。納得です。
ポップで、キュートな時間を過ごさせていただきありがとうございました(笑顔)
経験によってくすぐりどころが違う
この作品、観る人の年齢、人生経験(とくに恋愛経験)によって受け取り方が違いそうだ。
私の場合は男だから、トムの心情に同調するが、自分で言えば10代後半の頃を思い出す。つまり、恋愛に対して“うぶ”(一応、私だってそういう頃があったのだ)。女の子の言動に対して自分を主張できない。ついつい、相手に合わせちゃう(嫌われるのがコワかった)。いま思えば何やってんだかなんだけど、そのときはせいいっぱい生きてたし楽しんでた。みんな通る道を描いた作品として代表的な名作「卒業」を引用して、我々、経験を積んで「ふん、こんな映画」とうそぶく年代にもくすぐりを入れるあたり、この監督、ただものじゃない。
★は3つだけど、いつの世にも、こういう作品は必要なのだ。その昔、「個人授業」に魅入ったもの。(^^ゞ
500日を行ったり来たりするのは効果的な部分もあるけど、アタマの整理が追いつかないこともしばしば。言っとくが、歳のせいじゃないぞ! 500日目は、ほんのり、そして笑えます。
まるで鏡を見ているよう
男性が…特に恋人がほしいけど上手くいってない男性が観ると、すごい面白く観れると思います。
自分がそうです笑
あんまりに共感できることが多すぎて笑えました。
男ってしょうもないことをぐだぐた考えるんですよね。
そのくせ、小さな事ですぐに舞い上がる。
この映画は少しも極端ではなく、男性のリアルを描いてると思います。
(少なくとも僕はですけど。)
you make my dreams
これは男必見!
去年から待ちに待ってた映画だったので早速観て来ました。
男だったら「ウン、ウン」と納得できるシーン満載
逆に女の人はこの映画の良さって解るんだろうか?と思う
特に吼えそうになったのは、
サマーと始めてチョメ×2した後に
外に出る時の清清しい表情&世界中のみんなから祝福されてます感!満載のシーンです!
そうなんだよ!この感覚凄い良く解る~!
最後のシーンはボンクラ好きな自分としては
(バッチリ断られてガックリして終わり)ってのが良いんだけど
まぁ、女の人の名前が「オータム」ってことでOKかな?
映画観終わった後にiphoneに仕込んでおいた
Hall&OatesのYou make my dreamsを聴いたとさ。
ジャド・アパトーとは違うスタンスの男の恋愛指南とも言えるんじゃないでしょうか?まぁ恋愛映画じゃないけどね。
なんてステキな映画!
何より約1時間半という短さがいいです(笑)
恋する辛さ、楽しさを思い出させてくれて、
また恋したいなーって思いました。
一見女の子向けの映画のようですが(試写会も女性ばかりでした)
一緒に行った男性は若い時に片思いしてた頃のことを思い出した
と言ってましたし、意外と男性向けなのかな?と思います。
恋したことがある全ての人に見ていただきたいです。
もちろん、60年代風の衣装や、音楽など、ミニシアター好きの方も
満足できる要素が盛りだくさんです。
(500)日のサマーを見て思う事
全米で、単館からはじまり、評判が評判をよんで、大ヒットとのこと。またゴールデングローブにもノミネートの話題作!
まず題名から、ラブストーリーを連想しましたが‥
出だしで、この映画はラブストーリーではありませんとのテロップが出て、びっくりしました。
カレンダーが1枚1枚めくれながら日にちをしめしてストーリーが進行していきます。
彼の方からは、ほろ苦く、彼女の方からは気まぐれな付き合いがスタート!彼が彼女に抱く思いは、甘酸っぱく、また彼女から期待させられる雰囲気もあってどうなるのかなと思いつつ物語が進行‥
彼が広告のカードライターで、キャッチコピーもなかなかの才能。会社の中の人間関係も楽しく物語が
続きますが‥
彼女も彼を思わないことはないけど、やはり運命ってあるんでしょうか?
出あいそのものも運命‥
後半、でも結局彼女とラブラブになるのかなーっと思わされる部分も多々あるんですが‥
ほろ苦い、でも、確実に成長する、初恋ってそうなんでしょうか?昔を思い出しながら見ました。感情移入して、なんでって思うシーンも沢山‥
たくさんの人に見てほしい!私も公開されたら、また見るかもしれません。
2009年もっとも愛すべき映画
完全にやられました。映画の中で僕は主人公となって悩み、笑い、踊り、沈み、そして再生させられました。最高のラブ・コメです。しかも、私の記憶で男性側の切ない気持ちを中心にした映画ってなかったように思います。ちょっとすると女々しいといわれてしまうし、ちょっとするとセックス中心になってしまうし、かなり難しいところだと思うのですが、この映画は本当に上手にコミカルに描いています。おじさんの私がいうと気持ち悪いと思いますが、本当に自分の20台を思い出させられました。
主人公はジョセフ・ゴードン=レビット。個人的には結構好きな俳優でひそかにヒースの後継者(言いすぎ?)と思っているのですが、この映画ださらに素晴らしい演技力を見せてくれました。そして恋人役のズーイー・デシャネル。どっかで見たなと思ったら、あの最悪映画「ハプニング」に出ていました。平坦な演技しか見せてくれませんでしたが、しかしながら、この作品でうそのように変身。オーディエンス全てに恋をさせるようなちょっとエキセントリックで魅力的な女性を好演。村上春樹の「ノルウェーの森」のミドリを思わせます。
この2人の出会ってから別れるまでの500日が描かれるわけですが、日付は時間軸を無視して、激しく前後します。その前後での主人公の浮き沈みの落差が見事!恋ってこうだよなー。と(多分)世の男性のほとんどはこの主人公に感情移入できるはず。もう、絶頂期の描写なんて、ほんとほんとこんな感じ!という。すばらしい演出力です。
至福の90分間。ラブコメ苦手な男性にこそ見てもらいたい本当に愛すべき映画です。2009年もっとも愛すべきほっこりする映画です。絶対にお勧め。7000円
新鮮・・・、かつ深く納得・・・。
ちょっぴりネタバレあり・・・。
近頃観た映画は予告だけで内容がわかるようなものばかりだったので、こういう映画は新鮮でよかった。映画の冒頭で「これはラブストーリーではありません」と言うナレーションが入り、ラブストーリーだと決めてかかっていた私は一瞬(?)。 途中までの流れはどう観てもラブストーリーじゃないのか・・・?と・・。
題名も単に直訳して「500日の夏」かと思っていたけれども、サマーというのは主人公の男の子が「運命の人だ」と決め付けた相手の名前で、彼女との500日が主な内容。
時にはコミカルに、ときには切なく、ただのラブストーリーではなく「宿命」とはなんたるかをしっかり描いている。人生において時には「宿命」を呪いたくなるような突然の別れがある。でもその別れにも意味があり、この世は必然の繰り返し・・・と納得させられる、そしてどうしてこの題名か・・・と言うのが最後の最後で「Aha!」とわかるエンディング。そんな演出も素敵だった。
人生は1割りは運命に与えられるもので、残りの9割はそれを自分がどう受け取り行動に移すかだ・・・。考えひとつでどんどん人生が開けていくんだ・・・とポジティブになれる。是非お勧めの一作。
全208件中、201~208件目を表示