劇場公開日 2010年2月5日

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「国歌斉唱に思わず涙」インビクタス 負けざる者たち ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0国歌斉唱に思わず涙

2010年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

まず、監督がイーストウッド。映画業界での無印良品。
劇場予告を観た時から、泣ける映画なんだろうな、という想像が付いてました。
だから敢えて心の敷居を思っ切り上げて、泣かない覚悟で臨みました。
まあ、結果は…惨敗ですorz

マンデラという方は、その、何ですか。どんだけ心の広いお方なんですか??
アパルトヘイト…白人主導の社会…それらを含めて、カラードへの仕打ち、何もかもを無条件で赦す。その思想…投獄27年の末に導いた思想ですか??
敵いません。自分という人間性と比べると…とてもとても…到底無理。全てに兜を脱ぎます。

…てか、これ実話なんですよね??

凄いですよね??マンデラもさることながら、ラグビー選手の方々にしても。
マンデラの思想に則った、所謂ラグビー選手を奮起させた!!というノリなんですけど…ムリクリ過ぎるドラマ展開と思いきや、これは実話なんですもの。実際、選手達はその思想に奮起された訳ですよ。
参った。充分号泣に値するヒューマンドラマ。
実話なんですよねえ…凄え。

この映画、南アフリカ全国民の心をひとつにした、という意味では、現在…現状から察するに、今日の日本では到底実現し得ないひとつの奇跡であり、軌跡です。
高潔かつ純潔な思想。国民への200%無償なる奉仕精神。日本の政治家に何が不足しているのか……政治家共、この映画を観て学びやがれ!!

まあ、なんですかね。この高みに、自分も行きたいなあ…と痛感した一本です。

ロロ・トマシ