劇場公開日 2020年2月21日

「服や建物はカラフル、物語はシンプルな名作」シェルブールの雨傘 870さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5服や建物はカラフル、物語はシンプルな名作

2023年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

母に勧められ鑑賞。
母が大絶賛していたので期待値が上がってしまっていたのか、個人的にはそこまで…
全てのセリフが歌になっているというかなり挑戦的な演出は、どうやって撮影しているのだろう…と興味を持った。(アテレコなのか?レミゼみたいに歌声まで撮影しているのか?)

回りくどくない、真っすぐなラブストーリーである点が見ていて気持ちよい。
嫌な気持ちになるような邪悪なキャラクターが登場しないところも良かった。
物語がさっぱりしているのはフランス映画の特徴かもしれない。

また全編通して、衣装や建物のカラフルさに惹かれる。(これもフランス映画の好きなところ)
今作は特にキャラクターの心情に合わせて服の色も変わっているのかなぁと考えながら観ていた。
好意・愛を感じさせる時はピンク、悲しい時は青、無気力?な時は無彩色など。

若い頃に観た時よりも、大人になってから観た時の方が感動した、と母は語っていたので、自分もさらに歳を重ねてから改めて鑑賞してみようと思う。

870