劇場公開日 2010年12月11日

「無感情な台詞回しが好き」ノルウェイの森 トタ助さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0無感情な台詞回しが好き

2022年4月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

原作を読んだのはいつだったか。
めちゃくちゃ騒がれてて、流行りに飛びつくように読んだ。
この映画を観るまで、内容を忘れてしまってた位なので、原作と比べるのは無理ですが、見終わって率直に好きだなと思った。

松山ケンイチの演じるワタナベは、無感情な台詞回しが、止まった時間を生きている姿を上手く表現してて良かった。
逆に、常に感情的な直子の表現も、苦しみが伝わった。
ワタナベを筆頭に、感情をのせない台詞回しや演技が、ワタナベの見る非現実的な世界を感じさせてくれるように思った。

とたすけ