劇場公開日 2009年2月14日

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「ピエルスキ3兄弟それぞれの価値観と生き様」ディファイアンス マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ピエルスキ3兄弟それぞれの価値観と生き様

2010年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

否応なしに戦争に巻き込まれていく民族が、徐々に生を賭けて戦うことを余儀なくされる過程が刻々と描かれていく。
戦いを通して、決して英雄などではなかった長男トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)は、人を束ねることに目覚め、来るものは拒まず、森のキャンプはどんどん肥大化してしまう。腕力では負けない次男ズシュ(リーヴ・シュレイバー)は、トゥヴィアひとりが人々の信任を得るのが面白くない。三男のアザエル(ジェイミー・ベル)は、トゥビアの弱さを知りつつも、愛するハイア(ミア・ワシコウスカ)とともに森の生活を続ける。
1200人ものユダヤ人を救った事実は賞賛に値するが、この作品は、ピエルスキ3兄弟の、それぞれ違った価値観と、その生き様を描いたものである。

p.s. ダニエル・クレイグ・・・いまもっとも輝いている男優かもしれない。シャープな風貌と行動力の陰に、人が持つ脆さを漂わせる。

マスター@だんだん