ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢のレビュー・感想・評価

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5.0勿論、コーラスラインを見なければ、本当の良さは分からない。でも、良...

2023年7月16日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.0とってもいい。

2022年10月10日
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鑑賞方法:DVD/BD

演技ではない生の人間ドラマ。
こういうの大好きです。

オーディション物や、コンクールのドキュメント。いつも身を乗り出して観てしまう僕です。
「ローザンヌ国際バレエコンクール」やピアノの「ショパン・コンクール」も釘付けです。
パイプオルガンのコンクールは、予選〜本選と3日間、朝から夕方まで会場のホールに詰めたことあります。
何がいいと言って、彼らが命がけで目差してきた芸術の道を、審査員と観客の前で、その一瞬に賭けようという、正念場の美しさに打たれるからです。

・・・・・・・・・・・

先日、東京へ行くついでに下北沢の小劇場へ寄った。
「人間が見たい」、「人間を見たい」。
・・望みはそれだけだった。

少しく人間関係に疲れていたこともあって、何か、確かなものが見たかった。
バーチャルでなく、スマホやモニターやスクリーンの画面からでもなく、肉体の躍動と肉声、ほとばしる汗と足音の振動、そして何よりもひたむきな生の有様を客席からかぶり付きで見たかったのだ。
行って良かった。

「人間を見たい」と言っても
毎日毎日、職場で人に揉まれて生きてはいるのだが、そういう業務上の相手ではなく、何か高みを目指して、芸術に夢中になって輝いている人間。すべてをそこに注いでいる人たちの姿、それを見たかった。あれはいい。本当にいい。
疲弊していた自分の内にも、彼らと同じ肉体と精神が宿っていることが嬉しくて、沸々と息を吹き返して帰ってきた。

・・・・・・・・・・・・

この映画は、
「コーラスラインという『オーディションをテーマとした演目』を上演するためにオーディションをする」という、舞台裏のドキュメンタリー。

涙あり、笑いあり。
8ヶ月もかけての失意と歓喜を分け隔てる合格者発表があって・・
演目ごとに厳しいオーディションが行われるミュージカルの本場=ブロードウェイの本物志向には感服だ。

またもう一度ニューヨークで生の舞台を観たいと思った。

この3年間、舞台芸術は大きな試練の時を味わった。
コロナウイルスの禍から復活していくアーティストたちに、そして我ら人間の存在に、幸多かれと祈る。

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きりん

4.5熱い!感動!

2016年7月2日
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コーラスラインを見てないが、この映画を見てみた

これは、ブロードウェイのコーラスラインのオーディションのドキュメンタリーだった

コーラスラインが出来た経緯を知れた

そしてオーディション

一人一人が本気でぶつかってきて、見ている側も熱くなる

オーディションのワンシーンなのに感動して涙も出てしまった

当たり前だが、歌もダンスも演技も圧倒される
世界中からこの舞台を目指している人達が集まり戦っている姿に感動した

是非舞台のコーラスラインを見たいと思った

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おむらいす

2.5よくできた告知かと、、、。

2009年3月19日
鑑賞方法:映画館

寝られる

なんか面白くなかったです。

ステージを見てるひとには楽しいのかもしれませんが、
たまたま見た身としては、なんでこれでお金をとられるんだろう、、、と切ない気分です。

きっと、ステージを見ていて、作品全体が好きな人が、
もっといろいろ知りたいと思うのでしょうね.

興味の無い人は見るべきでない、ということがよくわかりました。

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makoto

4.0ONE♪

2009年1月25日

泣ける

興奮

難しい

'85年に製作された「コーラスライン」の映画版は何度も観た。
とても好きな作品の一つだ。
でも残念なことに肝心の舞台は一度も観たことがない^^;
今回のこの作品は、2006年の再演に向けて行われた8ヵ月間に
わたるオーディションの模様を描いたドキュメンタリーフィルムで、
応募者3000人の中からわずか19名へと絞り込まれていく様子を
丁寧に描いていると共に、コーラスライン誕生秘話を振り返る。

もともとこの話は舞台を夢見るダンサー達のオーディション風景が
描かれた話なので、今作で観る「それ」は実際の「それ」と通じる
ところがある。みんな真剣である。誰が選ばれてもおかしくはない。
一流のダンサーたちがこの舞台に立つため過酷なオーディションに
トライするのである。いや~すごく見応えがあった。

観ていてこちらもまるで審査員になった気分になるのだが、
なんというか…ここまでのレベルになるともう、これは運だな。と
しか思えなくなる。第一次審査の時に「素晴らしい」演技を
披露した者が、第二次審査では「どうしようもない」演技を見せる。
明らかにメンタルな部分が影響しているのが分かるが、
それに左右されるようでは、一流の舞台には上がれないのだろう。
どんな最高実力を兼ね備えたものでも、それを発揮できなければ
自分の見せ場を作りだすことは出来ない。過酷な世界だ…(T_T)
こういう舞台裏を知ると、どれだけの人間が「それ」に関わったか
分かるので、例えばトニー賞などで「○○賞」を授与されることが
どれだけ名誉なことなのかが分かったりして、勉強にもなる。

でも選出は大概において演出家の「好み」や「相性」も影響する。
唯一日本人ダンサーのユカがコニー役に選ばれるのかどうか!?
が最後まで気にかかるところだったのだが…果たして?
(初代コニー役の審査員B・リーの評価が芳しくなかったので^^;)
審査員を唸らせ、泣かせ、一発OKで役を勝ち取る者。
絶対彼女だと推されていたのに、あっけなく敗れてしまう者。
いくら適材適所とはいえ、すべてを兼ね備えたロボットではない
生身の人間達が、苦しみ抜いて手にしたチケットだからこそ、
観ているこちらを感動させることができるのだ。と改めて感じる。
涙は心の汗だ。たっぷり流そう。^^;

(ラストのONE♪いつ聴いても本当に素晴らしい。TDSでも泣いた)

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ハチコ

5.0気分はブロードウェイ♪

2008年11月4日

泣ける

楽しい

興奮

仰々しい予告編が終わり、
コーラスラインのオープニングが流れると

テンションは一気にブロードウェイ。

カメラはオーディション会場前の
長い長い列をクローズアップしていく。

それは、世界中から集まった、
ブロードウェイ、 それも
コーラスライン再演の舞台に
立つことを夢見る、3000人ものダンサーたちだった。

選ばれるのは、

たったの19人。

そして、いま熾烈なオーディションが始まる―

コーラスラインは、

オーディションに集った
ダンサーたちの正直な気持ちを聞き取り
ミュージカルにアレンジしたもの。

原案・振り付け・演出は
マイケル・ベネット。

16年の時を経て
再演が決定し、

この映画は
そのオーディションの様子を
追ったドキュメンタリーなんですね。

まさに、「コーラスライン」そのもの。

映画はテンポよく展開されています。

パンパンパンパン

気持のよい手拍子。

さながら、そのリズムに
合わせるかのよう。

ダンス審査のシーンや、
マイケル・ベネットの映像、
ダンサーたちへのインタビュー、
審査員の審議の様子。

それらが
うまく構成されていて、
臨場感を味わえるのね。

小さい頃からコーラスラインに出ることを
目標に踊り続けてきた女性。

昔の栄光を取り戻したいという女性。

オリジナリティあふれる
ダンスを披露する男性。

豊胸した谷間を強調しながら歌う女性。

ゲイであることを告白する男性。

様々な境遇の彼らだけど、
でも、共通するのは、

そう、

ダンスを愛しているというコト。

身体全体に、

つまり、

ステップしたそのつま先や、
腕を振り上げたその指先までに、

思春期の不安定なココロの内や
リアルな葛藤の様子、

そして何より、踊る喜びが
表現されている。

ダンサーは鏡に映る自分を見つめ、
自己成長を遂げる

映画の中で、
そう語られていた。

鏡の中の自分は嘘をつかない。

ダンサーは常に、
自分と向き合わざるを得ないのだ。

それって、すごく
パワーの要ることじゃない?

勇気も要るよね。

さるきち、鏡で自分の姿を
見るのって嫌だもの。

目を覆いたくなっちゃうもの。

でもダンサーはそうはいかない。

だからこそ、
美しく舞うことができるのか。

“The dance and the Mirror”

舞台中央でひとり舞う
キャシーの姿を、
さるきちは思い出しました。

ソロのダンスシーン。

華麗でダイナミックなその踊りは、
どこか悲愴感を漂わせながらも、

でも、それさえ凌駕するダンスへの情熱が
身体中から満ち溢れていて、

さるきちの目は釘付けとなる。

彼女の三方を囲む鏡は、
彼女のどんな姿をもとらえる。

まるで逃がさんぞとばかりに。

そして彼女は踊るのだ。

自分自身に負けないように。

ダンスは、彼女の人生そのもの。

それが、きっと観るヒトのココロをとらえるのね。

一瞬一瞬に賭け
自分を輝かせるダンサーの姿。

合格の通知に
歓喜の雄たけびをあげる姿。

挫折感を隠しながら
会場を後にする姿。

いつまでも夢は持ち続けたいと語る姿。

そんな純粋でひたむきな彼らの姿に、

涙を流したのは
さるきちだけじゃないわよね。

そして、だからこそ彼らは歌えるのです。

“What I Did for Love”

悔やまない
選んだ道が
どんなにつらく
この日々がむくわれず
過ぎ去ろうと

泣かないわ
好きだからこそ
命燃やした
この日々に口づけして
別れよう

ああ この愛を
胸にいだき
明日を生きよう

コーラスラインを観たことがあるヒトには
絶対におススメの映画です。

舞台への理解、愛着が深まると同時に、

嗚呼、ブロードウェイに行って
もう一度観賞したいっっ

という衝動に襲われるはず。

さるきちも、ニューヨークに行かねばっ。
もう一度、感動を味わいたい。

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saruk1

1.5映像ソフトの特典映像レベル

2008年10月18日

泣ける

悲しい

興奮

まったくの門外漢からすると、本編(舞台)を楽しんで誰がオーディションを勝ち抜いたか知った上で見れば、これは楽しめるだろう。単体としてはまったく中心となるものを欠いた不親切な映像でしかない。「コーラスライン」という題材なのでオーディション・シーンは面白い。しかし本来ならオーディションから始まるのではなく、再演の製作発表場面から始まるべきだった。オーディションしている側の権威付けがされないからだ。本作ではそれを埋めるようにオリジナルの演出家マイケル・ベネットの音声や姿が挿入される。しかしこれは確かに貴重で「コーラスライン」の本質を突くものであっても反則技でしかない。

もちろん本作でも印象に残る場面は多々ある。会心の演技で審査員の心を掴む場面、またその逆に数ヶ月前に掴んだはずのコツをすっかり忘れて戸惑う場面、どちらも素晴らしい。しかし全体の印象は薄い、それは多くのダンサーを扱うことにしたせいか、個人の資質を浮かび上がる瞬間があまりないからだ。それ故にこちらが思い入れることが難しく、合格と聞いてもあまり心を動かされない。沖縄出身の女性ダンサーがいるのでその辺のことを考えながら見ると面白いかもしれない。

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ant

3.0清々しい、競争社会

2008年10月14日

知的

ブロードウェイの舞台に立つ為には、
凄まじい戦いがあるのです。
最初は3000人の応募者の選考から始まります。
3000名もいるのに、全員に機会がちゃんと与えられます。
でも、これだけ大勢の中から合格できるのは
ひと目で目立つだけの実力が必要なのでしょう、ね。

やがて2次選考、3次選考と進んでいくと、
個々人の適性が吟味され始め、どの役がふさわしいか
と言う目線で評価され始めます。
その役、たとえばサラという役
にふさわしいと判断された数名が
その役を争います。
そんな争いを数ヶ月続け、19名の出演者を決定するまでに
8ヶ月の歳月をかけるのです。

凄い競争、ただただ、そういわざるを得ません。
選ぶ側も当然の事ながら、一人だけの判断でなく
数名で選考していきます。

最後の決定の、その最終選考が凄いのです。
飛びぬけて上手く、誰もが納得の人選も有ります。
本当に紙一重で、どっちでもいいんじゃない
と思える人選も有ります。
そして、最初はこっちの方が上だと思っていたのに
数ヶ月の選考の間に急激に伸びる人間も出てきます。
中間選考で、光り輝いていたのに、
最終選考で、その光を失い、8ヶ月前の演技をもう一度と
声をかけられる人もいます。

兎に角、温情で選考過程をうやむやにするような、
そんな不謹慎な選考など微塵も無く
戦いも、相手の足を引っ張るのではなく、
如何に自分の最大のパフォーマンスを見せつけるかと言った
クリーンな戦いだから、
その戦いは非常に清々しいのです!

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カサキショー

4.0ブラボー!!

2008年10月11日

泣ける

笑える

興奮



 事実は小説より奇なり、希なり、祈なり、喜なり、鬼なり、嬉々なり。

 75年初演で製作の舞台裏をそのまま作品にし、トニー賞を9部門受賞、
 15年のロングランを記録したブロードウェイ・ミュージカル
“コーラスライン”の2006年16年ぶりの再演に向けて
 8ヶ月間もの期間をかけて行われた、過酷で、
 熾烈なオーディションの模様を中心にして描いたドキュメンタリーである。
 応募者数は3000人。残れるのは19人。
 一気に、徐々に減っていき、絞り込まれていく選考過程に密着し、
 一流のダンサーたちが闘いを繰り広げる生の姿を、
 その中で生まれるドラマを捉える。

“スター誕生!”は記憶にないが、
“イカ天”や“ASAYAN”などは楽しんでいた。
 今のアメリカでは“アメリカン・アイドル”でしょうか。
 オーディション番組でオーディション風景を観たことはあっても、
 ブロードウェイのオーディションは初公開で、
 ミュージカルや舞台にあまり興味はなくても、どれくらい厳しいのか、
 どれくらい激しいのか興味があり、これこそ最高峰の闘いであるという、
 ドラマティックで、笑えて、泣けて、熱いモノを頂きました。
 その中に日本人が居るというだけで、ちょっと嬉しくなる。

 オーディション風景だけでなく、初演の映像や、
 関係者たちへのインタビューなどと、
 貴重なインタビュー・テープで構成されています。
 振付・演出のマイケル・ベネットが、
 ダンサーたちに行ったインタビューのテープで、
 生みの親がぶっちゃけた事で始まり、ぶっちゃけあって、
 真実から生まれた、コーラスラインの原点も聞くことが出来る。

 コーラスラインは真実から生まれた物語である、
 ということも知らなかったわけですが、
 そのコーラスラインの舞台に立つために、
 応募者数3000人で残れる19人を目指して、
 最終選考まで8ヶ月をかけて闘う姿を、小気味よいテンポで魅せていき、
 的を絞ってドラマを作り上げていて、だらけることなく最後まで楽しめる。

 ダンスで競い、歌唱力で競い、表現力を見極め、役に合っているのか、
 合わないのか、非常にシビアで、過去に実績があろうが、なかろうが、
 そんなことは関係ない。そして、演技力でも競う。

 ほんの少しのシーンで、セリフだけで、
 審査員たちと一緒に泣いちゃってる僕は何なのさ。
 これが、本物の力ですか。

 最終選考でもホントに鬼かというような、8ヶ月やってきて、
 その要求はさすがに辛いだろうというような、要求があったりして、
 それが出来てこそのプロなのかもしれないけど、
 最高峰なのかもしれないけど、非常に厳しい。

 勝者も、敗者も、お互いを讃えあい、気持ちいい。
 舞台に立てなかった者も、やりきり、出し切った清々しさを感じさせ、
 下を向き落ち込む事はなく、前を向き、チャレンジし続けるのでしょう。
 その姿に教えられ、素晴らしいと思い、勝ち残った者は、
 厳しいオーディションを乗り越えたからこそ、眩しいぐらいに輝いていて、
 自信に溢れていて、だからこそ観客を魅了するのでしょう。

 ブラボー!!

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いきいき