劇場公開日 2009年2月7日

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「あっという間の2時間47分」ベンジャミン・バトン 数奇な人生 ニワトリさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5あっという間の2時間47分

2009年2月27日

泣ける

悲しい

ブラッド・ピットのファンにはたまらない一本である。
なにせ、彼の若かりし姿から老人の姿までじっくり鑑賞できるのであるから、目の保養(?)にはうってつけといえる。
老人姿のシーンの長さに比べ若者姿のシーンが若干少なめなのはちょっと残念でもあるが、「リバー・ランズ・スルー・イット」の頃のブラピをリメンバーな人には必見である。男の私も「やっぱブラピには誰もかなわないなぁ」と改めて思わされた。
劇中ケイト・ブランシェット演じる恋人が、若い姿のブラピを観て「完璧だわ」と言うシーンがあるが、まさにその通りである。
全体的には「フォレスト・ガンプ」に似た雰囲気。
老人で生まれ、年を追うごとに若返っていく男の人生を淡々と語る形で進む。
障害を持って生まれた者が、真剣に人生について考えさせてくれる。
映像美も相まってかなり良質な作品(もやに煙る公園で踊るケイトのシーンはかなりイイ)。もっとシンプルにできる気もするが、全然長いという印象は無かった。さすがデビット・フィンチャー監督。

ニワトリ