劇場公開日 2010年7月10日

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「アニメで魅せる非日常」トイ・ストーリー3 内 山。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アニメで魅せる非日常

2015年3月15日
iPhoneアプリから投稿

このアニメはおもちゃが人間のように動き回る物語なので、現実的にはありえないことですよね。おもちゃに命が宿っているということですから。そしておもちゃが勝手に動き出すなんて人間は知らない。

人間達が知っている日常の裏ではおもちゃが冒険をしてるなんて、なんと面白いことか。面白くないわけがない!1.2通して観てきましたが、この作品は日常の中の非日常をみせるのがすごい!おもちゃ達が周りの道具を駆使して脱出するシーンは全編通してあったシーンですが、個人的にそこが1番好きです。
普段気付かないようなところも、アニメだからこそ、お!へー!なるほどね!と気づくことがある。アニメの一つの魅力だと思います。トイストーリーは非常にここが魅力的だと思います。そして3になってから明らかに3DCG技術が進化している!と思いました。

今回の物語はおもちゃ離れをしたアンディに捨てられるのを恐れるおもちゃ達が奮闘するという物語ですが、最後の物語としてふさわしいテーマだと思いました。おもちゃが使い古されて捨てらてしまうといのは運命でしょうがないことだと思うのですが、最後どーなるのか、とハラハラして観てましたが、個人的に納得の終わり方です。ご都合主義なんだけどね。トイストーリーは適役が最後に痛い目をみるという終わり方ですが、トイストーリーはこれで良いと思います。おもちゃが人間の同じ感情を持って復習や裏切りをする、面白い!

アニメは前半にコメディ色をぶち込んで、後半はシリアスに、というのが鉄板ですが、この作品は見事にそういうところを映し出していて素晴らしい作品でした。笑い、感動のバランスが良いなと思いました。

内 山。