劇場公開日 2009年2月14日

  • 予告編を見る

「ダサくたって笑われたってやりたいことをやりぬく熱気」少年メリケンサック マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ダサくたって笑われたってやりたいことをやりぬく熱気

2010年2月3日
PCから投稿

泣ける

笑える

幸せ

宮崎あおいのハジケ具合も愉しいが、佐藤浩市(アキオ)の汚さがハンパじゃない。木村祐一(ハルオ)のムッツリさもいい。田口トモロヲ(ジミー)にいたっては、見終わったいまになっても、思い出しただけで笑える。
ダメオヤジたちを人気バンドに仕上げていく本筋の裏で、アキオとハルオ(なんとも単純なネーミングだ)兄弟の確執が徐々に明かされていく楽しみもある。
この作品を観てると、ダサくたって笑われたって、やりたいことをやりぬく、そんな熱気を懐かしみつつ、最近の世の中、そういうしょうもない気迫って感じられなくなったなーなどと感慨にふけ・・・。
だけど、役者たちのハジケっぷりに涙が出るぐらい笑ってしまう。この映画、好きだなー。

マスター@だんだん