劇場公開日 2010年12月10日

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「アウトローという生き方」ロビン・フッド ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0アウトローという生き方

2010年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

伝説のアウトローが誕生するまでの、云わば「前日譚」的な話だったんですね。

自分が持ってるロビン・フッドのイメージって、森の中で弓矢放ってるか、頭に林檎乗っけてそれを射抜く逸話(ワシントンが林檎の木を折ったのとごっちゃw)とか、その程度の浅い知恵しかないので、こういう具体的な人物像を提示されて、大変勉強になりました。
12世紀の英国が舞台ということすら分かってなかったのでw

歴史背景やロビン・フッドの人となり的なものを理解するのに大変役立ったし、壮大な景色!スペクタクルの大洪水!肉体と肉体がぶつかり合う戦争シーン!の数々にも胸躍るものがあったのですが、こう、なんていうか、なんだろう。
物語の躍動を開放するタイミングというか、カタルシスに向けてのペース配分が、かなり緩慢な印象を受けました。
前半にそこまで時間割いちゃうの?みたいな。
で、ラストの唐突感が添え物程度に感じられて、アレレ?という。

でも、正義のアウトロー誕生を、長い時間掛けて説明する必要があったんだろうな、ということは理解してます。
だからこその「前日譚」なんだろうし。

というか…これは続編製作を見越してるんでしょうかね?
だったら、更に納得です。

ロロ・トマシ