劇場公開日 2010年4月17日

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「映像は素晴らしいが、話的にはまずまずぐらい、続編へは期待よりも不安が先立つ」アリス・イン・ワンダーランド スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5映像は素晴らしいが、話的にはまずまずぐらい、続編へは期待よりも不安が先立つ

2016年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

映像だけで言えば、いかにもティム・バートンと言うべきか、さすがはティム・バートンと言うべきか、彩り鮮やかにシュールな世界を見事に表現した、まさしくティム・バートンワールドと言える映像美に仕上がっていたと思いました。
ただ話的には普通に面白いぐらいの話であって、ティム・バートンの過去の名作と比べると少し物足りなさも感じてしまう内容ではありましたかね。
まあ元の話に何の思い入れもない(と言うかほぼ覚えていない)から普通ぐらいに思えただけで、元ネタファンの方が見たらそれはまた全然違う感想になるのかもしれませんが。

しかしさすがはディズニー作品ともなると、ティム・バートンもいつもの奇想天外さや毒気は控えめになっちゃいますね。
制約がある中では頑張った方なんだと思いますが、やっぱりティム・バートンには制約のない中で、バートン節全快で映画を作って欲しいなぁ。
これだと小さいお子さんも楽しめるかと言うとそれも微妙だし、どうにも中途半端。
まあティム・バートン云々を抜きにして、一人の少女が自立していく成長物語を壮大なファンタジーとして描いた作品としては、十分楽しめたのは間違いないところなのですが。

それにしてもティム・バートンと言えばジョニー・デップと言うぐらい盟友と言えるジョニデが、今回は何気に存在感薄めだったような。
では他に誰がマッドハッターを演じれるのかと言われれば、他に思いつかないぐらい嵌り役ではあったのですが、どうしても2番手キャラだっただけに、活躍が地味過ぎて印象は薄かったです。
勿論、主人公はアリスですし、彼女の成長を強く感じられる内容にはなっていましたから、作品としてはこれで正解だったとは思うのですが、ジョニデファンはこれだと物足りないかも?
逆に主役のミア・ワシコウスカは、他の作品に出ている彼女よりも、やっぱりアリスの印象が一番強いと言うか、この役が一番しっくり来ますね。

しっくり来ると言えば、赤の女王へレナ・ボナム=カーターも忘れちゃいけない!(しもべのカエルも結構好き)
ディズニー作品じゃなかったらもっとエグいことやってくれたんだろうなぁ~。
対する白の女王は、アン・ハサウェイが演じているから善人に見えるけど、実際どうなのかは微妙に見えるところがある意味上手い(笑)
近々続編が公開されますが、ティム・バートンは製作のみとのことで、それがどう出るのか・・・。

スペランカー