劇場公開日 2012年6月30日

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「キャラクターが好きだしストーリーが自然」アメイジング・スパイダーマン 赤垣さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0キャラクターが好きだしストーリーが自然

2015年11月29日
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アメイジングスパイダーマンは鑑賞2回目。サム・ライミ版を見た直後にアメイジング見てのレビューです。

サム・ライミ版直後に見たからか、より細かな違いに気づけて面白かった!

サム・ライミ版のスパイダーマンをベースに設定変更やキャラクターを変更し感動要素やアクションが豪華に仕上がってる

サム・ライミ版のスパイダーマンとあえて比較すると、ヒロインが守られるだけ移ろげで流されやすい印象のサム・ライミ版MJよりも、アメイジングのグウェンにはしっかり自我のある強い女という感じがして好感が持てる。またピーターパーカーも、サム・ライミ版は奥手でかなり陰キャ感が出ていたがアメイジングはなかなか男前で正義感が強い性格になってるのでこちらも好感が持てる。
ベン叔父さんに関しても、アメイジングはより正義感が強くメッセージ性の強い叔父だし、グウェンの父も家族思いで正義感が強くめちゃくちゃかっこいい男だった。コナーズに関しても、彼の背景からトカゲ人間になるまで自然な導入であったし、自我を取り戻してからはもとの優しさのあるコナーズに戻って憎めない悪役だった。
アメイジングスパイダーマンには嫌いになれるキャラがいないのだ。

スパイダーマンシリーズで大好きなシーンは、町の人がスパイダーマンに協力して一緒にヴィランを倒すところ。スパイダーマンも市民もお互い親愛なる隣人として助け合うのがとても好き。

アクションもCGを使いながらめちゃくちゃかっこよくスピーディで爽快感あるものになってたし、ストーリーも、サム・ライミ版をベースに、オズボーンの代わりにコナーズがトカゲ人間に支配されたり、要所要所のキャラなどは置き変わってるものの大まかなストーリーは同じなのに、キャラの掘り下げがよく出来ているので感動やストーリーへの入り込みやすさも増している。

サム・ライミ版とストーリーの骨組み自体は一緒なので、サム・ライミ版を見てから数年後少し記憶が薄れてから見てしまうと、「ストーリー同じだし昔のでいいじゃん」と、なってしまうのかもしれない。
私も鑑賞一回目のときは凄く感動した記憶はない。改めて見て、面白さに気づけた。

アメイジングスパイダーマンはつまらなくて打ち切りになってしまった映画 だと見切りは付けずに、是非とも見てほしい。

赤垣