劇場公開日 2008年8月30日

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「キャラクター設定に驚いた」ハンコック タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5キャラクター設定に驚いた

2023年2月6日
PCから投稿

超能力を持ったスーパーヒーローをこのように扱うというのはとても珍しいのでアイディア賞を差し上げたい。そして物語がドラマとして45分で終わってしまっているのも極めて珍しい。そういう意味でこれを見た時はとても驚いた。実は今回2回目で脚本の勉強と思って見直してみたのだ。主人公の心境の移り変わりが上手に描けている。ただそれは脚本がうまく描けているというよりウィルスミスの演技力や演出力の上手さだったような気がする。また、難を言うと主人公を立ち直らせる人物の職業があまりにもおあつらえ向き過ぎように思った。もっと、とんでもない奴のおかげで色々あって主人公がいい方にひっくり返るとした方が面白かっような気がする。もしかしたら最初はそういう風に描こうとしたけどうまく行かなくてこうしたのかもしれない。この映画が上手くいった一番の理由はキャラクターのギャグ的な行動の面白さだったかもしれない。私的にはそこがどハマりした。
この映画のもう一つのユニークな点は前半で終わってしまってるのに後半部分をうまく繋げたという点。「そうなるのー?!」と思いながらも違和感なく見れた。気軽に見る楽しい映画だった。

タンバラライ