ミストのレビュー・感想・評価
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好きだよ
なにが良いかってまさかの最後の終わり方。
あぁ、もう少し早かったら…ってなる。
人間はそうゆう出来事にすぐ出会うと思う。
娘への愛の大きさ故に最後の終わり方だったね。
もちろんあのタコ足はCGが凄かったけどそのおかげで
人間の難しさがわかった。
すぐ人を疑い、自分を守る、それがプラスになればマイナスにもなる。
あと、あのおばさん。
うん。わたしは苦手。でもあの人のおかげで世界というか人間の心情はわかった。
最初はみんな引いてみてた。でも自分がどうしたらいいか分からない。ってなった時。目の前に納得できるような意見があったら信じてしまう。
人間ってみんなそうなるみたいよ。
周りの人に流される。多い方が正しいと勘違いしてしまう。
大切なのは物事を客観的にみること。
そうゆうのをわたしは中学生の頃見て思ったな。
みんなあんまり好きじゃないみたいだけど
救いゼロ
「正体不明の生物」てのが序盤はかなり即物的に出てきたので、
「うわ、シャマランの外れ映画っぽい!」と思ったが、
徐々にその「生物」は意外と多種類いて、攻撃も様々で、
モンスターパニックとしていい感じにはなってる。
薬局の蜘蛛の子とか、ゾワゾワくる。
それ以上に感心したのは、閉じこめられた人々の心の動き。
初めは「変人」だった人が、襲いかかる恐怖の中で「預言者」に。
そして彼女に煽動される人々。
このシーン無性にムカつくんだけど、
このムカつかせる心理描写がお見事だなあと。
それでこの「預言者」解決も、スカッとした。
なのに、この解決からラストまでは救いゼロ。
うーん、あのピストルは外に向けられるべきでは?何で…
モンスターパニックとしては楽しい
原作未読。
基本的には楽しめたが、気になることがいくつかある。
①デイビッドのキャラクター
霧が発生してスーパーに閉じこもってから妻のことを気にする様子があまりない。
言葉では心配していたり息子の母親を心配するに言葉に反応している場面はあるが、真に迫った行動はしていない。電話も繋がらないし気が気でないくらいでもおかしくないだろうに。夫婦仲は良さそうに見えたが……。その割には後で家を見に行って泣くし。
普通だったら息子をスーパーに預けてでも助けに行ってもいいくらいでは?
危険だし息子が大事だから行けないのはわかるけど試みもしないかね。
②決断が早すぎる
いやあんたら車で逃げてからデカい怪物を見ただけで一回も襲われてないでしょ?むしろスーパー周辺だけ怪物が集まってるのかってくらい静かだったじゃん。
死ぬ決断早すぎない?
つうかあの状況で満場一致で死を選ぶのか?誰か一人くらい意見違ってもおかしくないっしょ。
特に爺さん婆さんはめちゃくちゃ逞しかっただけに違和感がすごい。
あの全く危機も迫ってない状況で大事な息子を撃ち殺すかね。
③小説が映画化される際の問題
小説では描写の間時間が止まっているからだと思うが、登場人物がとにかくボーッとしている。
最初にシャッターを開けるシーンでは、受けの美学でもあるのかっていうくらい一通りタコの攻撃を食らってからシャッターを閉めろ!とか言い出す。
その間二人は叫びながら座ってるだけ。
薬局の中でも一通りクモの攻撃を突っ立って食らってから逃げ出す。
オリーが怪物に襲われるシーンもなぜか突っ立って見上げている。とにかくいちいち小説のように時間が止まる。
最初の夜、虫が来るのに馬鹿みたいに灯りをつけて回る。一応「怪物が侵入したとき等非常時にしか電気をつけるな」という風なエクスキューズは事前にあるけど、それにしても映像で見ると馬鹿にしか見えない。小説では気にならない描写なんだろうけども。
いやそもそも怪物がいるってんだから灯りぐらい消せと。忍べと。
とってつけたような軍人と店員の恋愛描写。キスシーンの直後女は死ぬが、死んだ後も軍人は感情ないのかってくらい取り乱さないし、昔からの恋が実った直後に相手が死んだっていう悲しみと罪悪感から軍の計画をつらつらと話しだす……みたいな展開でもないから、あの恋愛描写必要あるかと思ってしまった。
小説ではしっかり意味のあるように描写されてるのだろうか。
書いてて思ったけど、軍人二人が仲良く首吊るのも謎。罪悪感から自殺っていうけど話の展開のために殺したようにしか見えない。だってやったのは科学者なんでしょ?
ラストの後味が語られがちな映画だと思うが、その不条理さというか理不尽さに後味が悪いっていうのではなくて、いやいやもっとできたでしょ?ガソリンなくなる前にいくらでも手に入れるチャンスあったでしょ?ガソリンスタンドに行ってみるとか他の車からとるとかさぁ。できる限りのことやったって言うけどやってねぇじゃん!諦めも早いからそりゃそうなるよ!!おバカ!!っていう後味の悪さ。
まああえて正統派の後味の悪さを挙げるなら、自分を助けてくれないからって「地獄に墜ちろ」と捨て台詞を吐いたウォーキングデッドのキャロル役のおばさんが生き残ってたところ。
自分の都合で危険な中を送ってけって言って断られたら地獄に墜ちろって酷くねぇか……?
宗教おばさんは振り切ってたからむしろ面白キャラクターとして楽しめたけど。ちゃんと死ぬし。
突っ込み所は多々あるけど、ラストの突き放される感じ実は嫌いじゃない。
霧という舞台装置も映像向きで上手く機能してたし、モンスターもいい感じにキモくてよかった。
一番の見所と言ってもいい人々の心理描写もいい。
あの隣人とギスギスしてる感じ、怪物をじれったいくらい信じてくれない感じ、ツナギのやつらの閉鎖的田舎者感とか、コンプレックス感とかおばさんの宗教感とか楽しかった。
楽しかったけどなんか惜しい映画。
やろうとしている試みは面白い。
アメリカ人ってこんな軟弱なのかっていう映画。まとまりがなく協調性がなく大人じゃない感じが終始イラつきました。
イラつくのでオススメはしません。
オチも絶望感があっていいのですが、バカかとは思いました。
最悪の映画
文字通り最悪
中学生の頃に一回見た気がした、あの頃はボーッとしてみてたがいま見ると、この映画の凄さを実感する
本当に最悪の事態しか起きなくて救いようのない映画
最高で最悪の胸糞映画でした
いまの技術でリメイクしてほしいなー
結末は神のみぞ知る
誰に感情移入するかは、その人次第。
それが正しかったのかどうかは、終わってみなければわからない。
ただ最後まで諦めてはいけない。
現実世界にも重ねられるメッセージが込められてたのではないか。
鑑賞中はそれどころではなかったけどw
言葉を失う
スティーヴン・キングの小説、「霧」の実写版。一部のキャスト陣を除いて演者にそれほど魅力がないのだが、本作の描いているものと何よりもラストが衝撃すぎる。内容そのものは原作と変わらないが、原作はラストの続きを読者に考えてもらう形の「彼らしい」幕の下ろし方だった。それに反して本作はトラウマ級の大打撃を食らわせる。よく劇場予告編で、「衝撃のラスト5分」などの謳い文句が使われているが、本作で使われた、「映画史上、かつてない衝撃のラスト15分」は紛れもない本物である。非常に好きな作品だがカメラワークが好きではない。全てにおいてではないが、ちょこちょこズームインしたりズームアウトしたり、個人的にもっと「静かに」撮って欲しいと思った。
全くスティーヴン・キングの小説を知らない人は本作を「宗教くさい」と感じるだろうが、彼の作品には多く極端な描き方で描かれている題材だ。本作にはメインでそれらの描写が描かれるが、テーマは宗教の思想に基づく説教ではなく、絶望的な状況に置かれた上での人々の恐ろしい行動や精神状態についてだ。
だが、「イカれ宗教女」と初めは煙たがられていたミセス・カーモディに、次第に人々が共感し、崇め始める描写は恐ろしいこと極まりない。そして、何故か彼女は化け物に襲われないなど、全てが彼女の言うとおりになったりなど、どんどん困惑させられる。この衝撃作は是非後世へ残して欲しい。
天使にラブソングを・・・を見た後に
天使にラブソングを…を見た後に見たので、宗教についてどう考えていいかわからなくなりました。信仰とは、正しいのか否か的な?
結構面白くて、夢中になってしまいました。なんや感や言って名作ですね。
後味の悪さは最低で最高 映画見飽きた人向け
監督と原作のタッグがうまく噛み合った傑作。
冒頭5分で世界に引き込まれ、一歩ずつ確実に恐怖を増幅させていく。
風船が膨らむように、世界に恐怖が充満し、弾けた後には、絶望しか残されていない。
望みを絶たれた人間の最後の選択が痛々しく、新鮮。
文明社会 vs 反文明社会(信仰)
結局どうすれば報われたのか?
人々は窮地に立つと錯乱し冷静な判断ができなくなる。
神の祟りだとカルト化していく人々と、神に頼らず自分達の判断で生き延びようとする人々の対立。
最終的に神に忠実でない人々はほぼ全滅した。
更に主人公はとんでもない悲劇で終わる。
この映画は過度に文明化されている社会に対してのメッセージだと感じた。
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