劇場公開日 2007年12月1日

「単品の作品として充分面白い」椿三十郎 かみぃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0単品の作品として充分面白い

2009年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

自ブログより抜粋で。
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 まずはオリジナルの脚本のよさに感服。いつの時代になってもいいものはいいとあらためて思い知らされる。
 おおかたこの傑作の持ち味を壊さないで再映画化という大命題はクリアしていて、単品の作品として充分面白い。

 ただ、織田裕二や豊川悦司といった主だったキャストは巧い下手といった技量以前に作品の持つ魅力に負けていてカリスマ性に欠く。なんとなくかくし芸大会のパロディドラマに見えてしまうのだ。
 そんな中、松山ケンイチと佐々木蔵之介はそれぞれの役柄を自分なりに消化できていて、本当の巧さを感じられた。

 観て損のない良作だとは思うけど、オリジナルを見ればいいじゃんという高すぎる壁は越えられていないか。

かみぃ