劇場公開日 2008年2月1日

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アメリカン・ギャングスターのレビュー・感想・評価

全42件中、21~40件目を表示

4.0渋い演技に見入ってしまえ!

2013年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

予想通りの渋い演技は、さすがに素晴らしい。
最後が少しダラダラと感じられたが、それ以外は見入ってしまった。

特別に派手な演出も少なく、どちらかというと退屈な話だと思うのだが、それを飽きさせないのは役者の演技力なのだろうか?
とにかく、この二人の男に魅せられることは間違いない。

でも、最後はもう少し簡潔にしてほしかった。

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旅人

4.0ラッセル・クロウが正義の男!?

2013年8月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

ラッセル・クロウが貫禄ありすぎて、どうも正義にこだわる警察官という感じがしなかった。しかしそれ故 彼に同情し観賞後正義にときめくということもなかったので、結果的によかったかもしれない。
まあやはり人を悪に変えてしまうものは、いつになっても金ですね。

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かんだい

4.5演出良し、演技良し、ストーリー良し、もう最高!

2012年9月6日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

リドリー・スコット×デンゼル・ワシントン×ラッセル・クロウ
もうこの面子だけで大興奮!
ジャンルが骨太な犯罪ドラマ(しかも実話)なのだから、さらに大興奮!

デンゼル・ワシントン演じる麻薬王とラッセル・クロウ演じるFBI捜査官の攻防劇。
デンゼル・ワシントンが、麻薬王でありながら良きファミリーマンである一方、ヒヤリとさせる一面も見せ、メリハリのついた演技はさすが。
ラッセル・クロウも、決してクリーンではないが正義感溢れる熱血FBI捜査官を熱演。
この2人、最後の最後まで顔合わせシーンは無いハズなのに、ずっとがっぷり四に組んで顔合わせしている感覚を覚えた。

リドリー・スコットの、臨場感たっぷり、2時間半の長さを感じさせないグイグイ魅せる演出は、巨匠の名に恥じない。
本当に素晴らしい監督だ。

なのにアカデミー賞では無視された。
エエッ何でーーーッ!?
前年に「ディパーテッド」があったからかなぁ…。「ディパーテッド」より好きなんだけどなぁ…。

アカデミー賞では残念であっても、本作が面白い映画である事には異論は無いハズ!
力強い演出、名優2人の演技合戦、興奮のストーリー…何て贅沢な映画!

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近大

4.0丁々発止の駆け引きに集中

2010年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

ホントかどうかは知らないが、ベトナムとの軍事的な輸送手段を巧みに利用したヘロインの密輸が頭脳的。その頭脳を持つインテリジェンスな黒人麻薬王にデンゼル・ワシントンがピッタリ。また、彼の持つ優しさゆえに捜査官に尻尾を掴まれる役どころも合っている。それ以上に役にハマっているのが、捜査官を演じたラッセル・クロウ。「フレンチ・コネクション」のポパイ刑事を髣髴させる捜査への執念深さを淡々と演じる。だが、さすがにこっちは2000年代の作品、リドリー・スコットの演出は、「フレンチ・コネクション」と同じ年代を再現しつつも、どこかアカ抜けている。「フレンチ・コネクション」のような派手なカー・チェイスもなく、かといってマフィア物の大御所「ゴッド・ファーザー」のように重くも暗くもない。主演ふたりによる丁々発止の駆け引きに集中できる。
むしろ、この作品、このふたりの演技達者が災いしたか、緊張感より安心感を持って観てしまえるところが難といえるかも。

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マスター@だんだん

4.5シビれた!

2009年1月18日

興奮

知的

難しい

これは大好き!やっぱり、リドリー・スコット作品のテイストは好きだなあ。
独自の手法でスラム街から成り上がったアメリカン・ギャングスターと、
麻薬の密売を執念的に追っていく刑事、という2人の「男」の物語です。

ギャングスターとしてのデンゼルの貫禄、刑事としてのラッセルの執念、
名優2人の重厚な演技が見応えがあり、とにかく渋カッコイイんです!
主人公2人が、クライマックスまで対峙しない構成も見事だと思いましたし、
なんというか…こういう映画って日本では絶対に作れないよな、と。
時間は長めですが、最初から最後まで男心をくすぐられる映画でした!!
(レンタル期間の都合で、監督のコメンタリーが聴けなかったのが残念)

とにかく、ギャング映画好きには堪らないと作品だと思います!
ハリウッド映画や外国映画では、CGやアクション満載の大作よりも、
日本人には絶対に作れない、この映画のようなテイストの作品が好きです^^

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海辺の羊男

3.5暗い男の世界!

2008年11月29日

悲しい

興奮

難しい

あっ!という間でした。面白かった~
昔から裏社会系の映画は好きだったのもあるけど、楽しめました。

デンゼル・ワシントンって私の中で「いい人」的ポジションだから、麻薬王って設定が意外でした。
ラッセル・クロウは、反骨刑事ってのは、うんうんって感じ。

アメリカンマフィアストーリーとなると、やはり私の中でピカイチは「ゴッドファーザー」シリーズ。マフィアとは関係ない世界にいたアル・パチーノがマフィアの世界に入ってからの表情の変わっていく様は、心底すごいと思いました。

本作では、それをデンゼルが演じている訳だけど、少~し物足りなかったかなぁ。清潔感がありすぎて…
「ファミリー」を抱えるマフィアの黒幕には…ん~…
それとラッセル演じるリッチーや、リッチーの同僚とかは1970年代の雰囲気、プンプンしてるんだけど、デンゼルはスーツが多いせいか?彼だけ現代みたいに見えちゃったよ。

ま、そんな点を差し置いても楽しめましたがね。

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ひなの

4.5面白い!としか言いようが・・・

2008年7月28日

興奮

会社の先輩に「アメリカでアホほど興行成績伸ばしてる映画がある」と聞いて観に行きました。
最初は正直あんまり期待してませんでしたね。
内容も多少知ってましたし、金曜か土曜に途中でCM挟みながら見てもどって事ないんやろなぐらいでした。

ただ面白かったです。
特筆して「このシーンが良かった」「この俳優さんがうまかった」なんてのはなかったんですが、作品としてびしっと決まってましたね。

万人の人に受け入れられるような映画ってこういうものなんでしょうね。

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とーま

4.0リドリー・スコットも70歳ですと。

2008年7月19日

興奮

監督は70歳(!!)になるリドリー・スコット。前作は"A Good Year"という映画を撮りましたが、コケました。見ておりません。エイリアンやブレードランナーの監督でもあります。最近はとんとSFを撮らなくなりましたね。

今回は社会派ギャング映画です。主演は黒人マフィアのボスを演じるデンゼル・ワシントンと刑事のラッセル・クロウ。監督が70歳とは思えぬバイオレントな描写とダイナミックな撮影で惹きつけられる娯楽大作です。実在の麻薬王がモデルらしいです。興行的にも批評家の評価も極めて良好で、初登場は1位を獲得しています。そういう意味では昨年のデパーテッドに似ているか?確かに傑作には違いありませんが、オスカーは・・・・。どうなんでしょう。私的には微妙です。ギャング映画好きは必見。

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dobuboba

4.5あっという間

2008年3月15日

難しい

実際にあった話だと思うととても怖いなぁと思える作品でした。
2時間37分という長い作品だったけど最初から引き込まれてあっという間に終わってしまう作品でした。

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とっくん

4.0私は、これ好き。

2008年2月28日

悲しい

単純

タイトルの通りギャングものだけど、面白かったです◎

結構、中盤ぐらいまではダラダラ観てたんですが、後半から半端なく面白い!
後半のテンポといい、緊張感といい、裏切り感といい…爽快。

実話なので、若干「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」的なとこもありますが、それでも言葉に重みがあるので、また全然違った感じで観られます。

舞台設定もすごい良かったなーって思います。
難しそう…ってイメージがあるかもしれませんが、意外とすんなり観ることができるので、おすすめです。

私は、これ好きだなぁ。

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ぺけすけ

3.5アメリカン・ギャングスター

2008年2月27日

楽しい

単純

興奮

'06年ごろのR&B がBGMで流れ懐かしい青春時代を思い出しました。
話はアメリカ映画のリズミカルなタッチで次々と展開し、面白かったです。

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itaro

4.5アンタッチャブルに並んだ。

2008年2月25日

興奮

「麻薬」と「酒」。
「フランク・ルーカス」と「アル・カポネ」。
「リッチー・ロバーツ」と「エリオット・ネス」。
対象は違えど、「アメリカンギャングスター」は「アンタッチャブル」に比肩する作品だと、観終えた後に感じた。
アンタッチャブルが、エリオット・ネス率いるチームを主眼に置いた構成に比べると、あくまで本作は主役のフランクとリッチーに焦点を絞っている。
これを善しとするかは判断の分かれるところだけれど、お互いの人物像を深く掘り下げることが出来たので僕は好意的に受け止めてます。
フランクのファミリーの描写が豊富なのに比べ、麻薬捜査班側のチームメンバーの人物像は貧弱であることが否めないものの(あくまでリッチーを掘り下げる)、それを入れると上映時間がとんでもないことになってしまいそう・・・観たかったけれど。
デレクターズカットであるかもしれないかな!?

展開に関しては、静かな立ち上がり。リドリー・スコット監督らしくない(笑)大人な演出で今後のストーリーはどうなっていくんだ?という予感たっぷり。ダメな人はここで脱落かな・・・。

リッチーとフランクの初対面のシーンはアンタッチャブルで言うと「狙いは?」「完璧です」の乳母車シーン並みに興奮しました。
顔で、台詞無くして、お互いを語るシーンはこの二人だからこそ出来たのでしょう。

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マロピ

4.5「思い貫くこと」だ!

2008年2月23日

興奮

知的

「事実は小説よりも奇なり」などと耳にするが、思いが
導く事実にはこれが当てはまるものだろうか?アメリカ
ン・ギャングスター:American Gangsterというタイ
トルに、当初は血なまぐさいマフィアの抗争を描いたス
トーリーかと想像した。劇中に登場するファミリーはイ
タリア系だの黒人系だのと、過去のギャング映画(特に
ゴッド・ファーザーあたり)からあぶり出されたかのよ
うな面々。それはいつしか物語の単なる過程でしかない
ことに気がつく。この映画、実はとても大切な定義をい
くつも隠し味として持っている。リドリー・スコット:
Sir Ridley Scottという巨匠は、アクションやリアリ
ティを描くことよりも、いつしか人々が見失いがちな定
義に意味を見出している監督なのだろう。名作「ブレー
ドランナー」でのSFの姿を借りた別物な感覚を、何とも
言い難い本質を、再び垣間見た気がする。

2人の主人公の物語が、後半まで一切交錯することなく
進行する。2人のシーンは入れ替わり立ち替わりの連続
だが、特殊な仕掛けはなく、混同するようなことはない。
ごく自然に彼らの動向は明示されているから安心である。

一人はハーレムを拠点とした黒人マフィアの成り上がり。
デンゼル・ワシントン:Denzel Washington 扮する質
素で信望の厚い人柄が、時として非道さも放つ。頂点に
立つ者の魅力が凝縮されている。常識をも覆す特化型ビ
ジネスプランを考案し、その実現の為には自らもリスク
を冒して邁進するあたりが高得点。70年代に頭角を現す
アジア(電化製品、ディスカウントストアの台頭、そし
てベトナム戦争の行方からヒントを得る)の市場に目を
向け、すかさず行動に移る。自分の思いに従った時、そ
こが毒蛇のいるジャングルだろうが何だろうが、突き進
んでしまうのだ。人間を突き動かすもの、それは本当に
「思い」なのだな・・・と感嘆させられる。そして家族
や周辺の人々への愛情や、個人としての自信、行動力、
どこをどう取っても完璧である。ただし彼は白昼堂々と
人を撃つ悪人ではある・・・

一方、ラッセル・クロウ:Russel Crowe扮する刑事。
家族崩壊、女癖、とにかくトラブルを抱えた現代人だ。
法廷の控室でも担当女弁護士とヤッテしまう奴・・・節
操無いキャラだ。うだつの上がらない少々短気な男だが、
彼の中にも「思い」が人一倍強く窺える。周りがどうあ
れ、他人が何を言おうとも、汚染されないものを一つだ
け隠し持つ。それは常に正直であり続けること。汚職の
誘惑には絶対屈服しない。偽善を許さぬ心ゆえに理解さ
れにくく、周りとの衝突が絶えないという環境下、そこ
からの脱出を人知れず考え実行していく地道さ・・・節
操は無いが、実は生真面目な彼の魅力に親近感を抱ける。

暗黒の世界で頂点を目指した麻薬王、正義感だけを武器
に追求する刑事、この図式が決してフィクションではな
く実話だというのが興味深い。激しいアクションはほと
んど無くストーリーは長めだが、飽きることがなかった。
2人の「思い」が時間の経過とともに発展していく描写
や、70年代という設定へのこだわり、小道具の扱い(コ
ーヒーカップ、クリップボード、写真などがさりげなく
も印象的)には、是非注目してほしい。後半になり、お
互いが初めて顔を合わせる場面から、話は更なる方向へ
進行する。善と悪でありつつも、この2人には共通項が
あり、お互いがそれを認識しあう。

周りから白い目で見られようが
煙たがられようが貫くことの意義は忘れない。
絶対に振れたりしない。

人間の最終奥義、それは「貫く」ことだ!

「事実は小説より奇なり」とは、忘れ去られた基本に忠
実な者が「思い」を実現させてしまい、その事実に驚く
世間の様子に過ぎないのかもしれない。

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jack0001

3.0チョット構成やストーリーラインを絞り込めていないじゃあないかと思います。

2008年2月20日
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鑑賞方法:映画館

 デンゼルワシントン、ラッセルクロウ、今回はピッタリのはまり役でした。巨匠スコット監督だけに、ブラック・レインに繋がるデンジャラスさと重厚感はありました。
 ただスコット監督にしては、チョット構成やストーリーラインを絞り込めていないじゃあないかと思います。、
 おそらくスコット監督が悩んだ要因として、この作品が実話に基づくからだと思います。
 忠実に描けている反面、その分つまらなくなったです。実話のリアルティを追及すると、さすがにそう簡単に登場人物を殺して場面を盛り上げることは、スコット監督にもできないわけなんですね。
 盛り上がりは最後の摘発シーンになるのですが、そこまでの経過は、はっきり言って「長い」「冗長」でした。上映時間も150分もあります。前半なんか凄く眠気に誘われてしまいました。
 その点では、伝記物の映画にありがちなように時系列に沿って、エピソードを詰め込んだ作りに陥ったこと。そのため時間が収まりきれなくなって、無理無理編集した結果、中途半端な作品になってしまったということなんだろうと思います。

 この作品の要素として、次の要素がありました。
 【サクセス】まず一介の暗黒街のボスの運転手に過ぎなかったフランクがボスの死後、瞬く間に麻薬王に駆け上がっていくサクセスストーリーの光の部分とその麻薬のために命を落とす人たちの影の部分の対比。
 【葛藤】捜査上差し押さえた大金も正直に報告してしまうほど潔癖症な刑事リッチーの孤独。そして仕事にのめり込余りに、別れた妻と子供の親権を争う葛藤。家族との絆を重視するフランクと、家庭が壊れているリッチーの関係は皮肉でしたね。
 【バイオレンス】刑事リッチー率いる特別麻薬捜査班とフランクの麻薬密輸組織の攻防。
 【ドキュメント】時代背景として、ベトナム戦争期間中全米が汚職と麻薬にまみれていたか。
 【正義】リッチーとフランクのコンビと汚職にかかわる麻薬捜査官・警察・軍部との戦い。
 以上5つの要素があったもののスコット監督はその中のどこに的を絞ったのかがよくわかりませんでした。この作品が、今年のベストワン作品なんてメディアの評価はあてになりませんね。評判ほどではないですよ。

 ただ孤独な捜査官として、ラッセルクロウは魅せてくれましたよ。
 あと冒頭人がゴミように殺されますので、さすがにR15指定作品でした。
 ラストで二人の間に友情が芽生えるところまで描けていれば、もっと感動できる作品になっていたのに、時間切れアウトでした(^^ゞ

●この作品を見た方へ
 エンドロール後に、何か締めのシーンがあったのならぜひ教えてください。

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流山の小地蔵

4.5すごい

2008年2月19日

悲しい

難しい

実話という事で見たのですが
人を簡単に殺せてしまうというのが悲しい気持ちになりました。
血を見るのが好きではない方にはオススメ出来ないかもしれません><

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りぃた

4.5よかったけど・・・

2008年2月7日

興奮

二人がにこにこ笑いながら協力するシーン入らない気がするのと、裏読みすればイタリアンマフィアと深いつながあるものと黒人が勝者として君臨しようとしていることへの反感。正義ではない力が及んだのではないかという疑いがぬぐえないことの恐ろしさ。
グッドフェローズのようなすっきりしてない怖さ。
とてもパワーのある映画です。協会の外のシーンもすごくかっこいい。
ラッセルクロウ、体重変化させすぎて太っちゃったなーとは思いましたが。
また音楽がいい。
グッドフェローズもそうだけど、マーケットの大きいアメリカ映画は予算もあることでかっこいい音楽ですね。

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こうちゃん

4.5久しぶりに面白い映画を見たな~

2008年2月6日

楽しい

興奮

デンゼル・ワシントン×ラッセル・クロウ、これだけでも十分
ですが、監督がリドリーということで素晴らしい作品ではないかと。
まあ、ヒートという映画が良く引き合いに出されますが、それに負けないくらい面白いですよ。
良い俳優が揃っちゃうと、ストーリーが・・・という作品も多いですが、この作品はそんなことはありません。
まあ、辛口を言うなら、デンゼル・ワシントンはやっぱり悪役は・・
という感じもありますね。。。
ラッセル×リドリーのグラディエーターも超お勧めです。
まあ、最近上映している映画を薦めるならこれしかないですね。。

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マキシマム

4.5静かに燃える男たち

2008年2月5日

興奮

痛快な終盤まで,見事な演出力で画面に釘付け。

さすがリドリー・スコット!

混沌に揉まれずに,
自分の力で人生を拓いていく
古い体質に変革をもたらす存在として似た者同士の,
内心に,沸々と渦巻くエネルギーを抱えた男を,
デンゼル・ワシントンと,ラッセル・クロウが,
主張しすぎない演技で,かっこよく魅力的に体現。

素晴らしかった反面,
その二人以外の人物は,
顔と名前が覚えにくく目立たなかった・・・。

もっと脇も際立たせて,
ドラマを彩ってほしかったな。

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AKIRA

5.0時間すら忘れる

2008年2月4日

興奮

知的

幸せ

今回のリドリー監督はドキュメンタリー・モード。
ドラマ的な部分を極力廃してる。
それだけに作品の出来は主演ふたりにかかってくるわけだが、
まったく心配なし。
まばたきや、まつ毛の動きまで駆使するデンゼルは凄いのひと言。

犯罪者を警察が追い詰めていく作品だが、変化球気味で面白い。
原作は映画の後に読んだほうが良いかも。
主演ふたりが「対面」するところがカギになるが、
ふたりの演技で時間すら忘れそう。

ギャング映画、ハーレムが舞台、なのにとても知的で美しい。
楽しいや面白いとかより、ひたすら濃厚な映画空間がある。
こんな映画を観ることができて、とても幸せな時が過ごせた。

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ibookmori

4.0これぞ古き、良き?、アメリカ。

2008年2月3日
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鑑賞方法:映画館

1960年代末期から1970年代前半に掛けて、ニューヨークの麻薬ビジネスを仕切った一人の黒人マフィアに関する話。実話である。

デンゼル・ワシントンの”悪役”姿が珍しいです。”悪役”と言っても、大物ギャングなので、”やり手の実業家”と言う見た目ですが、人殺しも躊躇せず実行すると言う冷酷な一面も見せています。逆に、ああ言うことを実行できるから、裏世界でのし上がれるのだと思います。対する刑事役は、ラッセル・クロウ。こう言う物語の刑事にありがちな、家庭生活は崩壊している刑事です。賄賂や脅しにも怯まない、骨のある刑事を演じています。

この映画の背景には、ベトナム戦争と中国国共内戦が影を下ろしています。ベトナム戦争では、米軍兵士への麻薬汚染が問題になっているのですが、それが無ければ、デンゼル・ワシントン演じるフランク・ルーカスは、麻薬を入手できなかったでしょう。また麻薬は、中国国民党の残党がタイ・ビルマ・ラオスの奥地で経営している麻薬工場から入手して、米軍輸送機により米国内に持ち込むと言う大胆不敵な手口。これにはビックリです。ちなみに、この麻薬工場で、中国国民党は活動資金を賄っていました。

あと、もう一つ映画の背景にあるのが、警察の腐敗。ラッセル・クロウ演じるリッチー・ロバーツは、ニュージャージー州の刑事なのですが、対岸のニューヨークの麻薬捜査局の刑事たちは腐敗しきっていて、賄賂を取ったり、麻薬を横流ししたりと、悪行三昧。まぁ、ネタバレをしてしまうと、リッチーに逮捕された後、フランクはリッチーによる悪徳刑事逮捕に協力しています。もっと言うと、この事件の後、リッチーは刑事をやめ、弁護士に転進しているんですが、その第一号依頼者はフランクと言うオマケ付き。

157分と言う結構長い映画ですが、物語に飽きません。見応えのある映画です。良くも悪くも、麻薬ビジネスが世界規模で動かされていることが良く分かりました。

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勝手な評論家