エイリアンVSヴァネッサ・パラディ

劇場公開日:

解説

歌手を夢見る娘と謎のエイリアンが闘いを繰り広げる異色SF。監督はこれが初長編となるディディエ・ポワロー&ティエリー・ポワロー兄弟。音楽はフランスの人気バンド、リトル・ラビッツ。出演は「橋の上の娘」のヴァネッサ・パラディ、「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」のジェイソン・フレミング、「ル・ブレ」のブノワ・ポールヴールド、「パトリス・ルコントの大喝采」のジャン=ピエール・マリエルほか。

2004年製作/91分/フランス・ドイツ・イギリス合作
原題:Atomik Circus
配給:ギャガ=トルネード・フィルム
劇場公開日:2005年10月8日

ストーリー

田舎の小さな町スコットレット。音楽フェスティバルに参加するため町を訪れたスタントマンのジェームス(ジェイソン・フレミング)は、ステージで歌う地元の美女コンチャ(ヴァネッサ・パラディ)に一目惚れ。互いに惹かれ合った2人はたちまち恋に落ちる。しかし町のボスのボスコ(ジャン=ピエール・マリエル)は、一人娘であるコンチャの交際に大反対。そんな中、町ではフェスティバルがスタート。コンチャが歌う中、ジェームスはバイクでドラム越えのスタントを披露。しかし誤ってボスコが経営する酒場を破壊してしまい、ボスコはジェームスに禁固刑を言い渡す。コンチャは傷心を癒すため音楽に没頭するが、その頃、胡散臭いプロデューサーのアラン(ブノワ・ポールヴールド)が町に到着。コンチャの美しさに心奪われた彼は、自分の立場を利用して罠を仕掛けようとする。一方、決死の思いで脱獄したジェームスは、愛するコンチャのもとへ向かう。しかしそんなことは露知らずデビューを目指すコンチャは、一足違いでアランと町を出てしまう。そんな2人のあとを追うジェームスの頭上に、何百もの奇妙な生物の姿が現われた。その謎の生物に襲われたアランは、おぞましい姿態に変わり果ててしまう。エイリアンたちがフェスティバルに集まった人々を次々に襲撃していくのを見て、武装したジェームスとコンチャは闘いを決意する。だが闘いの中でコンチャは空の彼方へと吸い込まれていく。それを追って、ジェームスもバイクでジャンプして空の彼方へ。すると彼は別の星へと降り立ち、そこには無数のコンチャがいるのだった。

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映画レビュー

2.0まずはこの邦題だよね。 原題は全然別物で、 わざわざヴァネッサ・パ...

2024年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

まずはこの邦題だよね。
原題は全然別物で、
わざわざヴァネッサ・パラッディって
でーんとタイトルにしちゃうくらいだから、
有名な人なのかなって、
知識ないまま見て、
まあ映画に関してはB級ホラー映画なので、
そういうものだと受け止めて見れば悪くはないと思う。
エイリアンのデザインなんか、
どこかかわいらしくて好きだ。
とくに感想という感想もない。
オチは深く考えなくて良いと思う。
映画見終わって、
ヴァネッサ・パラッディ調べたら、
ジョニー・デップの元奥さんなんだね。
自分は知らないが、
さすがにジョニー・デップの元奥さんってだけで、
映画のタイトルに「ヴァネッサ・パラッディ」って
入れてもらえるわけじゃないでしょ、だぶん。
なんか元奥さんってこと以外にも有名な人なのかな、
まあそこまで興味はないので調べないが。

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あとぅーし

3.0あーー意味わかんねーよ。と、苦笑してポップコーンをぶちまけて帰ったカップルもいた

2018年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 強敵はエイリアンでもジェイソンでもフレディでもプレデターでもない。ヴァネッサ・パラディは、公開時期を合わせてジョニー・デップと戦いたかったに違いない。

 なんのこっちゃ!と、なかなかエイリアンが登場してこないストーリーにいらいらさせられるが、ようやく登場するのは足が4本くらいの火星人風宇宙人。軟体動物のようであり、『スパイダーマン2』のドック・オク風でもあり、『ウルトラセブン』のビラ星人でもあり・・・鋭い刃物で人間の首をスパっと切っちゃうほど恐ろしい奴なのです。それを歌姫(ディーバ)ヴァネッサ・パラディが女戦士となって果敢に戦うのかと思っていると、肩すかしを食らってしまいます。

 ジョニー・デップ氏とお付き合いがあり、お子さんまでもうけているが結婚していないヴァネッサと、ティム・バートンからインスパイアされた作風であるポワロー監督。本当はチョコレート工場を攻撃する内容にしたかったに違いないが、予算の関係か何の関係か知らないけれどもエド・ウッド風の作風になってしまったのだろう。唯一バートン風に仕上がったのは、あきらかに人形と思える犬だ。この犬の雰囲気は『フランケンウィニー』(『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』の同時上映の短編)とダブってしまう。ちなみに、エイリアンの造形は『マーズアタック』の火星人に似せたかったのだろうけど、あからさまなパクリを避けたかったことも想像できるのです(でも可愛くありません)。

 犬がかなりインパクトあったのですが、その飼主も凄かった。顔を食べられたのに、妙に楽しそう(歯が剥き出しになっていたのでそう感じただけかもしれません)。多分、スプーンを使って人前で歌うことだけが楽しみだったのでしょう。そして、存在するだけで笑ってしまう金髪のメキシカンの二人!こういう意味のない登場人物がいるだけで、至福のB級感を堪能することができるのです。

 あーー意味わかんねーよ。と、苦笑してポップコーンをぶちまけて帰ったカップルも、エンドロール後の映像を見ていかなかった。「あんたたちの方が意味わかんねーよ」とも言ってあげたかったが、もちろん一番意味わかんないのは邦題だ!原題:ATOMIK CIRCUS - LE RETOUR DE JAMES BATAILLE

 ストーリーは、主人公の歌姫コンチャ(パラディ)に会いたいがために禁固133年の刑で投獄されたジェームズが脱獄し、町に戻ってきてエイリアンと戦うハメになったというお話。ラストの風景からすると『猿の惑星』的なオチを考えたけど、もっとすごいぞ!!

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kossy
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