ステップ・イントゥ・リキッド

劇場公開日:

解説

1964年に公開されたサーフィン映画の金字塔「エンドレス・サマー」。その監督ブルース・ブラウンを父に持つデイナ・ブラウンが、サーフィンの奥深さと魅力を余すところなくカメラに収めたドキュメンタリー映画。総勢32名のサーファーが登場し、人はなぜ波を追いかけ、それに乗るのか。この極めて素朴な質問に答える。

2003年製作/87分/アメリカ
原題:Step into Liquid
配給:グラッシィ
劇場公開日:2004年8月14日

ストーリー

サーファーの数だけストーリーがある。「ステップ・イントゥ・リキッド」では、各地を巡りながらあらゆるサーファーの思い出話が、いきいきと語られる。感傷的なものから神秘的なもの、真剣なものから面白いもの、日常的なことから生涯一度の経験まで、さまざまな話が飛び交う。しかし、全ての話は“あるもの”でつながっている。その何かを求めてデイナ・ブラウンの「ステップ・イントゥ・リキッド」という旅が始まる…。28年間、海に入らない日は1日もないという男。大怪我を負ったにもかかわらず、サーフィンに戻ってきた男。また、ある時は、世界最高のトウ・イン・サーファーの二人が出会う。彼らはお互いの技術を出し合い、世界一巨大な波へ挑戦するため旅に出る。目的地は、悪名高いコルテス・バンク。彼らは、陸から160km離れた沖合で、高さ18m以上の波とどう渡り合うのか…。そして…ついに究極の経験を分かち合うことになる。テキサスでは、巨大なタンカーの航跡をサーフする風変わりな輩が登場する。彼らは若者とは言いがたい年齢だが、心は昔のままだ。なんと、タンカーが起こす約5kmの波を楽しんでいるのだ。どんな不思議な波が立つのかは、映画を見てのお楽しみだ。アイルランドでのエピソードは感動的だ。プロテスタントとカソリックによる宗教紛争で切り裂かれているアイルランドの子供達。しかし、マロイ兄弟は子供達の間にサーフィンという掛け橋を架け、サーフィンを通して彼らの心を解きほぐしていく。あるベトナム戦争帰還兵は、30年の時を経て、息子と再びその地へ向かう。サーフィンによって、彼らは、それまでには無かった親子の絆を見つけることになる。もちろん過激なサーフ・シーンも満載だ。ハワイ、オアフ島のノース・ショアのパイプラインでワイプアウトするのは、ボクサーのパンチを受けるのと同じようなもの。しかし、この波に挑戦する命知らずの男達がいる。世界一有名な殺人ウェーブを倒すため、彼らはリングに上がる。そして、忘れてはならないのが女性達。レイン・ビーチリー、ロシェル・バラード、そしてケアラ・ケネリー! 彼女達が立ち向かうのは、伝説の波が立つタヒチのレフト・ハンダー、チョープー。男性顔負けのサーフィンを見せてくれる。このように中年の仲間達、若者たち、ソウル・サーファー、幼い子供、そして若手の新人など、パドルアウトしたくてうずうずしているサーファーが続々と紹介される。

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