小さな中国のお針子

劇場公開日:

解説

世界30カ国で翻訳されたベストセラー恋愛小説を、元々映画監督であった著者が自ら映像化。自身の青春時代の思い出をベースにした、詩情あふれ美しくもほろ苦い恋愛映画。主演は「ふたりの人魚」のジョウ・シュン。

2002年製作/110分/フランス
原題:Balzac Et La Petite Tailleuse Chinoise
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2003年1月25日

ストーリー

文化大革命の嵐が吹き荒れる中国。反革命分子の子として再教育のため、山奥深くの村へ送られたマーとルオは、村の美しいお針子と出会う。西洋文学を読むことを禁じられていた時代、少年たちはこっそりと非識字者の彼女にバルザックの小説を読み聞かせ、やがて3人の間には愛と友情が芽生える。自由に夢を抱くこと、人を自由に愛すること、自由に生きること。初めて触れる文学は、お針子に想像もしなかった未知の世界の存在を教え、彼女はある決心をする……。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第60回 ゴールデングローブ賞(2003年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  
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映画レビュー

4.5山河に響く青春讃歌

2021年3月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

幸せ

萌える

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yolanda

3.0文化大革命「下放」の青春ドラマ

2015年5月24日
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ジョニーデブ

4.0微苦笑的な視点が素敵

2015年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

とてもよくできた作品。リアリティを保ちつつ露骨でなく、風刺の効いたドラマなのにファンタジック。険しい山峡という舞台がまず重要な役割を果たすが、DVDではやはりその厳しさも美しさも物足りない。いつか映画館で、できれば状態のいいプリントできちんと見たいと思う。
文革の悲喜劇と言えるが、映画はもっぱら3人の青春譚を追いながら、文化の衝突から生じる変化や作用をユーモラスに描いていく。この微苦笑的な視点がいい。あの頃はバカだった、と懐かしむ感じ。
あの頃が中国の青春時代だったのかも、と部外者としては呑気に思ったりするが、迫害を受けた人々のことを思うと笑えない。笑えないが紛れもなく現代史の1コマだ。焚書とは!

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くーにー62
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