金魚のしずく

劇場公開日:

解説

新鋭キャロル・ライ監督が、ティーンエイジャーの繊細で傷つきやすい心の揺れを細やかに描いた青春映画。赤でまとめた新人ゼニー・クォックのかわいらしいファッションに注目。

2001年製作/92分/香港
原題:玻璃、少女。
配給:ギャガ アジアグループ
劇場公開日:2002年8月3日

ストーリー

香港。少女チョーが家出した。心配した祖父のウーは、チョーの携帯から友人Pの存在を知る。ウーとP、彼女のボーイフレンドのトーフの奇妙な3人組でチョー捜しが始まる。最初は老人のウーを毛嫌いしていたPだったが、やがて変化が訪れる。自宅に手がかりがあるかもしれない、とPは帰宅するが、母親が若い愛人といるところを目撃してしまう。結局チョーを探す糸口がみつからないまま、島へ戻るウーを見送るPとトーフ。Pはその時、大粒の涙を流した。数日後、偶然チョーと出会うPだったが……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0家出娘

2019年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 子どもが海岸で埋められているのに助けない元刑事ウー。犬を放ち、ラジコンで遊ぶだけなんだから・・・ちょっと気難しい性格だ。大陸から来て広東語は得意じゃないのはわかるが、性格を推し量るのが困難だ。

 92分しかないのに、すごく長く感じる映画だった。詰め込みすぎではあるが、B級香港映画とは違ってゆったりと映像が流れるし、心理描写が上手いのに・・・不思議だ。閉塞感と自由。家庭崩壊と堕落した若者ドラッグ文化。チョーと出会えなかった島番ウーではあるが、Pとその恋人トーフとは心が通った。民生員の自殺未遂や自傷行為のPなど、テーマが多すぎてまとまりがないのが残念である。

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kossy
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