ハリー、見知らぬ友人

劇場公開日:

解説

親切を押しつけてくる謎の友人を描くブラックユーモア・サスペンス。監督・脚本はドミニク・モル。撮影はマチュー・ポアロ=デルペッシュ。出演は「ポルノグラフィックな関係」のセルジ・ロペス、「ポーラX」のローラン・リュカ、「ドライ・クリーニング」のマティルド・セニエ、「倦怠」のソフィー・ギルマンほか。第26回セザール賞最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀編集賞、最優秀録音賞ほか受賞。

2000年製作/112分/フランス
原題:Harry un Ami qui Vous Veut du Bien
配給:セテラ(提供 ACクリエイト=セテラ)
劇場公開日:2001年5月12日

ストーリー

ある夏の日、ヴァカンスを田舎で過ごすため妻子と共に高速道路を車で走るミシェル(ローラン・リュカ)は、インターチェンジのトイレで、元同級生だと名乗るハリー(セルジ・ロペス)に出会う。色っぽいガールフレンドのプリュンヌ(ソフィー・ギルマン)と気ままな旅を楽しんでいるという彼は、せっかくだから再会を祝し、皆で一緒の時間を過ごそうと提案する。突然のことにとまどうミシェルと妻のクレール(マティルド・セニエ)だったが、晩餐中、ハリーはミシェルが高校時代に書いた詩を暗唱し、絶賛する。そしてミシェルの文学的才能の開花を願う、ハリーの危険な親切が展開しはじめる。やがてエスカレートしたハリーは、ミシェルの文学の邪魔となる彼の両親や弟、そして自分の恋人であるプリュンヌまで殺害してしまった。そのことに気づいたミシェルは、ハリーを刺し殺す。だが結局ハリーの刺激のおかげで、ミシェルは物を書くことをなんとなく再開するのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第53回 カンヌ国際映画祭(2000年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ドミニク・モル
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映画レビュー

4.0サスペンス

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ハリーは資産家の息子で金に不自由していない。一方、ミシェルは父親が歯科医であるが、自立してフランス語教師をやっている。数日間別荘で過ごすがミシェルは彼のことを思い出せないでいる。ハリーの目的もはっきりしないし、何かと高校時代の文集「空飛ぶ猿」の続編を書くことを勧める。

 ジャンルはサイコ・サスペンスになるのだろうが、今までに見たことのないような雰囲気でグイグイ引き込まれる。しかし、最後までハリーの心、目的が伝わらなくて、一体何だったのかと後をひく映画となった・・・

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kossy
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