劇場公開日 1948年6月1日

「「彼らは英国とソ連をぶちのめしたかっただけだ。 アメリカが邪魔しなきゃ、きっと勝ててただろう」」我等の生涯の最良の年 馬券師さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「彼らは英国とソ連をぶちのめしたかっただけだ。 アメリカが邪魔しなきゃ、きっと勝ててただろう」

2022年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

このセリフには驚きました。
あの戦争の真実を当時のアメリカ人は理解していたのです。
アメリカの参戦がなければ日独伊の枢軸国は間違いなく勝っていました。
アメリカ世論は戦争絶対反対。
ルーズベルトは戦争をしないことを公約に掲げ当選していました。
従って、アメリカが攻撃されない限り参戦は不可能だったのです。
ご存じの通り、山本五十六の真珠湾攻撃によってアメリカの参戦が可能になりました。
誰もが反対した真珠湾攻撃を強行した山本五十六。
国賊以外の何物でもない。
帝国陸海軍はアメリカとの戦争は避けるというのが基本方針でした。
当然です。
アメリカと戦って勝てるわけがない。
子供でも分かることが分からない男に連合艦隊司令長官を任せたのです。
帝国陸海軍の戦略は南進して石油を確保した後、インド洋を制圧。
これでイギリス、ソ連、中国の補給を絶つことが出来ます。
そして中東でドイツ軍と合流し、中東の石油を日独で山分けする。
この戦略が実現してれば、インパール作戦を待つことなくインドは独立していたでしょう。
大東亜戦争は無謀でも何でもなく、十分な勝算があった日本。
真珠湾攻撃さえなければ、歴史は変わっていました。

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馬券師