劇場公開日 1962年10月12日

「ヒッチ異色の倒叙もの」ロープ 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ヒッチ異色の倒叙もの

2024年4月6日
PCから投稿

コロンボと同じく初めに事件が起きて犯人を追い詰めてゆく倒叙ものです。
全編1ショットの実験作ですがヒッチ自身は、自分の最大の武器であるカットの積重ねやモンダージュを犠牲にしたのは間違いだった、と述べていますが倒叙ならではのサスペンスを一貫して感じることができる傑作です。
ただ脚本的には、真相を知るに至る経緯がやや飛躍し過ぎで若干の疑問が残ります。

越後屋