レナードの朝のレビュー・感想・評価
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Let's Begin...
医者の苦悩と患者の苦悩が伝わってきて、とても感動した。ロバート・デニーロとロビン・ウィリアムズのコンビも良かったし、ノンフィクションだということで、リアリティがあった。
切ないけど、良い映画
こんな難病があるのですね。不思議過ぎる。こういう映画を通して、アメリカ人の懐の深さ、寛容さを感じます。そして陽気さも。ロバート デ・ニーロ、ロビン ウィリアムズの演技はピカイチ!
the summer of 1969
長年閉ざされていた意識が解放され、各患者の自我が目覚めていく過程が感動的でした。生の喜び、失った年月の重み、そして再び生を奪われていく残酷さ。人間とは何か、何が人間を特徴付けるのか、生きるとは何か、様々なことを考えさせられる良作でした。
Robin Williamsは多くの素晴らしい作品に出演して、大勢に感動を与えてくれたのに、彼自身の人生の最期は苦しかったようで大変残念です。
"People have forgotten what life is all about. They've forgotten what it is to be alive. They need to be reminded. They need to be reminded of what they have and what they can lose. What I feel is the joy of life, the gift of life, the freedom of life, the wonderment of life!"
Bryan Adamsは無関係ですが…
"...those were the best days of my life back in the summer of 69♫"
言葉にならない、できない。なんだこのやるせなさは。 こんな病気があ...
言葉にならない、できない。なんだこのやるせなさは。
こんな病気があるんですね、そのことにまずショック。今はあまり聞きませんが、もう大丈夫な世になっているということでしょうか。
新薬が劇的な回復をみせる感動の物語なんだと、途中思いました。
さらに物語がすすみ、回復した人々の感じる厳しい現実に、なるほどこれはただの感動物とは一味違うのだな、そう感じました。
しかし、まさか、まさか。
ロバート・デニーロとロビン・ウィリアムズの演技はさすが名優。そして有名なダンスシーンと見どころ満載。見ずには死ねない一本認定です。
ただ、せつなすぎる。胸が重く、痛い。
2つのシーンが印象的でした
見終わった直後にレビューを書いています。
気分としては感傷的です。
ひとまず、映画を思って疑問だった箇所を調べたので、メモ的に残します。
Q.何故レナードにはパーキンソン症状が再発するようになったのか?また、ラストのシーンで全ての患者が元の症状に戻ってしまったのは何故か?
A.Lドーパに対して耐性が出来てしまったから
Q.実話かどうか疑わしい箇所があったが、本当に実話か。
A.エピソードは実話。しかし、映画で描写される患者の症状は科学的でない部分もあるとのこと。実話を基にしたフィクションという言い方が正しいかも。
嗜眠性脳炎という疾患にLドーパ(現在でも抗パーキンソン薬として用いられている。)を投与した結果、患者は一時的に「目覚める」が、耐性ができるため、眠りの状態に戻ってしまうという話。
すごく人間らしさだとか、人間の尊厳について考えさせられる映画です。
個人的に好きなのは、眠りの状態にある患者が反応する音楽に違いがあるというシーン。
クラシックにもジャズにも反応しないけれどもジミヘンのパープルヘイズには反応する患者にはシビれました。ロックというジャンル
の性質と相まってかっこよく見えたのかもしれません(ロックは個々人の思いが強く表れる音楽だと思ってます)。
レナードの症状が悪化した際に「カメラを持ってこい!」とセイヤーに告げるシーンも印象的です。他の患者よりも症状が進行している自分だからこそ、経過を観察させ、自分の姿を見て学べと伝える。
レナードは再び自分が「眠る」ことを分かっていて、それまでに自分が生きた証を残したいのではないか。その思いが強く出たのがこのシーンではないかと解釈します。
これらシーンをまとめると、「人間はそれぞれ違った存在であり、それを証明する欲望を持つ」のではないかと思いました。
まだ頭の整理がついていませんが、ひとまずここまで。
何度観ても素晴らしい作品!
精神を病むこととは何なのか?こんなことが実際に起こったようですからね。ロバート・デニーロの演技が凄い! (大好きなロビン・ウィリアムズが亡くなった。追悼の意味を込めて、ロビンの作品を観る。[購入])
実話を基にした作品 ふつーに泣ける。自分がもし30年たって目覚めた...
実話を基にした作品
ふつーに泣ける。自分がもし30年たって目覚めたらと思うと恐怖でしかない。
役者の演技力すごすぎる。さすがの名優二人。
心情まで忠実な実話に基づく作品
ロビンウィリアムズが大好きなので鑑賞した作品。自分のためが微塵もない、患者のための優しさがにじみ出ている役。でも驚いたのはロバートデニーロが若っ、演技も上手っ!ということ。物心ついた時にはマフィア役の似合う大御所だったが、そうなるのは当たり前だとこれを見て思う。アルパチーノのセントオブウーマンでの全盲の演技といい、往年スターの凄さはすさまじい。
病歴に脳炎があり今まで特定のものへの反応しか見せず石のようだった患者達が蘇ると、一人一人、世俗的だったり妻命だったり歌が好きだったり、生き方も性格もそれぞれ全く異なるごく普通の、時には悪いところもある人間で、障害者は無垢で純粋という希望を持ちがちだったり、同じ症状でくくってしまいがちな健常者の先入観に気づかされる。レナードが動き出すと、石のようだった期間にもセイヤー医師や看護師の言葉をちゃんと聞き覚えていたり、1人の人間として機能している事を深く心に留めさせられる。患者達が一気に蘇るシーンは、勝手にもっと騒がしくスリラーのようになるかと予想したが、実際の映像はとても幻想的で優しくあたたかい空気に満ちていて、美しかった。上司役以外はセイヤー医師の奮闘に刺激されて院内での働きぶりが変わったり、患者のために心を込めてお世話をしていて、このようなあたたかさが画面を通しても伝わってくるのは、本当に理解が深い製作陣だからなのだと感じた。
進んだかに見えた治療効果による劇的な改善が、かえって病気が人から奪っていたものを浮き彫りにする。良くなったら、良くなった時を知ってしまったが故に、また失う事への不安に襲われたり、子供の頃の発症から数十年石のようになった我が子を介護していた母親は、目覚めて中年に差し掛かった息子の女性への興味や独立心に困惑する。どうなっても問題や懸念がある、病気の一筋縄ではいかない難しさ、病状変化に伴う、登場人物それぞれの葛藤が心を揺さぶり、重く考えさせられる作品。
途中で薬が効かなくなっていくシーンで流れる音楽が人魚姫に似ていて、夢のような一瞬の儚さや物悲しさがよく表れているなぁと感心した。
普通の幸せに気がつかせてくれる
投薬で30年ぶりに脳炎から目覚めたレナードと、完治に向けて努力する精神科医セイヤー。一時、完全と言えるほど回復したレナードは、普通の人と同じような自由を主張するも徐々に薬が効かなくなっていく。
何気なく生きている中に存在する幸せに気がつかせてくれる、実話を基にした話。
ロバートデニーロの演技は鳥肌モノ。
悔しいが泣いた
まず演技が素晴らしい。
二人の名優ももちろんだが、周りのキャストまでも自然な演技、
そしてストーリー・音楽も良く、凄くいい映画だと思います。
見て損はありません。むしろ得しかありません。
R・ウィリアムズの演技はもう見れないと思うと悲しくなりますね。
20代の頃観に行った作品で、ロビンウィリアムスとロバートデニーロの...
20代の頃観に行った作品で、ロビンウィリアムスとロバートデニーロの、医者と患者としてだけではない友情が、序章的に描かれている名作です。 いくつもの名シーンがありますが、一番印象的なのは、ラストで恋愛に奥手のウィリアムスが、同僚の女性に『コーヒーでも一緒に‥』と誘うシーン。以前から好意を持っていた女性は、その一言を一生懸命に言おうとするウィリアムスの姿に、嬉しそうに微笑む…。 やっと言えた時のロビンウィリアムスの、あの笑顔が今でも心に残っています。
最近、名優ロビンウィリアムスの訃報を聞いた時、自然に涙が出ました。 この作品は僕にとって、生涯忘れる事のない名作です…。
ロバート・デ・ニーロ‼︎
実話が元だから感動したとかとかじゃなく、単純に素晴らしい作品。
特にロバート・デ・ニーロの演技が凄いなと思いました。
もう、これが演技でやってるとは思えないレベルです。
主人公の不遇な環境の中での一時の幸せに、自然と笑顔が溢れたし、感動もしました。
子供時代のシーンをもう少し観てみたかったかな。
ファーマシストは是非観て
ファーマシストの方は、知っていて損はないと思います。
実際に、ドクターとファーマシストがタッグを組んで薬の投与量に試行錯誤しながら治療することはありますが、不治の病に立ち向かうのに新鮮さがありました。
実話がもつ重さ
ロバート・デ・ニーロだからこそ、ロビン・ウィリアムズだからこそ出来る演技を堪能しました。静かに展開していく作品ですが、インパクトは想像以上でした。
光の使い方、時々見られる主観映像も素晴らしかったです。ただ実話だからか、すごく重い気持ちになりました。
幸せとは何だろう…
奇跡の現実
この映画を観ずにして人生を終えるのは非常にもったいない。
それは本作が、感動できる!泣ける!などといったシンプルな理由ではなく、「人生」という曖昧な概念が見事に凝縮されているから。
植物状態という檻から抜け出した患者達の姿は、自由を与えられた僕らの本来の姿であって、
そこには薄汚れた欲も一般常識という線路も無い、ただただ純粋で自分の意志に忠実な姿が描かれ、実際に存在していた。
彼らのように純粋になるべきだ!とは言わないが、もっと 自分の身の回りに感謝すべき事があることに気づくべきだと感じた。
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