ラスト・アメリカン・ヒーロー

劇場公開日:

解説

アメリカ・オートレース史上空前の飛ばし屋として勇名の轟かせた実在のレーサー・ジュニア・ジョンソンの、スピードに命を賭けた人生を描く。製作総指揮はジョー・ワイザン、製作はウィリアム・ロバーツ、ジョン・カッツ、監督はラモント・ジョンソン、脚本はウィリアム・ロバーツ、原作はトム・ウルフの「ジュニア・ジョンソンこそアメリカ最後のヒーローだ!」、撮影はジョージ・シラーノ、音楽はチャールズ・フォックスが各々担当。出演は「ラスト・ショー」のジェフ・ブリッジス、ヴァレリー・ペリン、ジェラルディン・フィッツジェラルド、ゲイリー・ビジー、ネッド・ビーティ、アート・ランド、ウィリアム・スミス2世、エド・ローター、グレゴリー・ウォルコットなど。

1973年製作/95分/アメリカ
原題:The Last American Hero
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1973年10月27日

ストーリー

ノース・カロライナの山間地でウイスキーの密造を業とするジャクソン(アート・ランド)はその妻(ジェラルディン・フィツジェラルド)と子供ジュニア(J・ブリッジス)、弟ウィーン(ゲイリー・ビジー)の4人で暮らしていた。良質のウイスキーは密造を取り締まる役人たちも愛飲しているという彼自慢のウイスキーが出来上がると、夜こっそり車で運び出すのはジュニアの役であった。彼は車の運転が巧みであるばかりでなく、度胸もある。一方、ATF(財務局所管アルコール、タバコ、銃器取締課)の役人はジャクソン一家の警戒を怠らなかった。ある日、彼らはウイスキーの密造、密輸を現行犯で捕らえようと手ぐすねを引いて待ち構えていた。そのためジャクソンはウイスキー密売の罪にとわれ、1年の刑に処せられることになった。父親思いのジュニアは、父親に仕送りをして少しでも楽な生活をさせるために、互いの車をぶつけ合って相手の車を破壊するデモリション・ダービーに出場して賞金を稼ぐ事にした。敵を恐れぬ彼の勇猛果敢なレーサーぶりは次第に人気を集めていった。やがてジュニアの前にセクシーな女マージ(ヴァレリー・ペリン)が現われた。夜、ジュニアがマージのアパートを訪ねると、彼女は人気レーサーのカイル・キングマン(ウィリアム・スミス2世)と寝ていた。マージはレーサー専門の売春婦だったが、純情なジュニアにはそれを見抜く眼がなく、深く傷ついた。1年たち、父親が刑期を終えて帰ってくる日が近づいた。出所祝いの贈り物としてウィーンは、巧妙に作り上げた密造室をプレゼントした。だが、1年の刑期でもそれがいかにつらいものかを身をもって体験した父は密造室の器械や設備をたたき壊した。ジュニアの天職はやはりレーサーだった。長い間スポンサーつきのレーサーになることを極端に嫌っていたが、その心境に変化が訪れた。しばしばスポンサーになろうといってきたコルト自動車の社長バートン・コルト(エド・ローター)の求めに応じ、再出発することになった。だが、彼はトラック上で車のホイールを握ると本来の姿に戻った。ことレースに関する限り、彼はスポンサーの注文も支持も無視した。彼はあくまでもトラック上のヒーローだった。彼は鋭いカンと度胸にものをいわせ、トップに踊り出るためにビュンビュン飛ばした。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0地獄の沙汰も金次第

2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ブタ箱にも待遇のランクがあって、世の中金次第!なんて社会派っぽいところも見せる。で、いきなりレースに出場するジェフ・ブリッジス。100ドルとか300ドルの賞金でもどんどん出場して連戦連勝。父親が1年の刑期を終え出所し、「金のためにレース」をすることを咎められる。

 ドミニオン500というレースで勝つところまで。スポンサーとの交渉とか、ジュニアの勝気で傲慢な性格は直らないなぁ・・・

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kossy
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