劇場公開日 1971年12月4日

「原作者はウクライナ出身 話の舞台はウクライナの架空の村アナテフカ」屋根の上のバイオリン弾き talismanさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0原作者はウクライナ出身 話の舞台はウクライナの架空の村アナテフカ

2015年8月14日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

泣ける

知的

幸せ

昔々、塾をさぼって入った映画館でやってたのがこの映画でした。「サンライズ サンセット」がこのミュージカルの音楽と初めて知り、ロシア系ユダヤの人達の話なんだとわかりました。あまりに感動したのでビデオを親に買ってもらって何回も見ました。有名なミュージカルであることもわかり、森繁久弥がテビエを演じる舞台(帝劇?)に母や妹と何度も見に行きました。テビエを演じる役者さんは世代交代していきます。全部は見てませんが倍賞千恵子さん演じる次女役は絶品で彼女の歌声は今でも心に残っています。

私にとって、舞台にひけをとらずなおかつ映画ならではの良さが生きている一番のミュージカル映画がこれです!映画館に途中入場(昔はまるでOKだった)した時は"Tradition"の場面で、映像と音楽の迫力に畏敬の念と怖さを覚えました。3人の娘が上から順にそれぞれ父親に結婚の許可(だんだんと意思表示、報告となっていくところが面白い)を願うとき、テビエが自問自答する場面、これも映画ならではでした。テビエが前面で独り言。娘と彼氏は遠景で停止状態。テビエが妻に語りかける場面の歌詞も映画だからこそ今でもメロディー付きで覚えています。"Do you love me?" --- "Do I love him?" 妻も自問自答しています。

自問自答のシーンの重要さが映画では際立っています。テビエだけでなく、ユダヤの文化や伝統の中の変革と世代交代が自問自答されていることが示唆されているからです。これがこの映画の素晴らしい、多分、当時の新しさだったんだと思います。

長女の結婚式の場面、家の入り口へのキス挨拶、ユダヤの踊り、ロシアから強制退去を命令され家を出る直前でも家の掃除をする妻など印象深いシーンと美しい音楽と歌が沢山、シャガールの絵も思い出してしまうし、本当に素晴らしい映画です。

talisman
masamiさんのコメント
2022年2月23日

tailsmanさんコメントありがとうございます。私は屋根の上のバイオリン弾きのレビューはあげていません。つい目に入ったんで・・・この映画は大好きです。
初見はリバイバル上映でした。デビエのセリフ「娘の目をみろ・・・」ユダヤ民族の歴史。どこかでやらないかな、

masami