劇場公開日 2022年11月3日

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「また逢う日まで」街の灯(1931) サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5また逢う日まで

2024年3月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

本当はラストに上映される「黄金狂時代」を見たかったが、チケット争奪戦に勝てず、ラス2である本作を鑑賞。ひたすら笑える映画なのに、この1時間半がこの映画館で作られる最後の思い出なんだと我に返ると、一気に涙が込み上げてきてしまった。トーキー(発声映画)の時代がやってきたというのに、あえてセリフ無しで製作された本作。音がなくとも、いや、音がないからこそここまで人の心を動かせるんだ。改めてチャップリンという人物がいかに偉大だったのか気付かされた。
本作の希望に溢れるラストが、まるでこの映画館に向けた応援メッセージのよう。さようならでは無い。この映画を見てなぜだか強くそう感じた。

大洋1の階段を上がってすぐのチャールズ・チャップリン。いつも出迎えてくれる彼が、今日は私たちを見送ってくれる。78年間の思いを胸に、暖かく、優しく。今までで一番の笑顔に見えたのは、気のせいじゃないはず。最後の最後で忘れられない思い出になりました。取り壊しになっても、あの場に面影が無くなろうとも、大好きな映画館は「中洲大洋映画劇場」に変わりはありません。今まで、たくさんの思い出を本当の本当にありがとう!!!!!!!またね!!!!

サプライズ