劇場公開日 1998年7月4日

「薩摩剣八郎さんを偲んで」プルガサリ 伝説の大怪獣 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0薩摩剣八郎さんを偲んで

2023年12月21日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

単純

新ゴジラシリーズでゴジラのスーツアクターを務めた薩摩剣八郎さんが2023年12月18日に間質性肺炎のため76歳で他界
スーツアクターとしては旧ゴジラシリーズのヘドラがデビュー作
『戦国自衛隊』では家臣役として顔出しで出演

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85年制作
北朝鮮初の怪獣映画
中野昭慶氏も特撮のアドバイザーとして参加
プルガサリと言えば60年代に韓国初の怪獣映画が制作されたが残念ながらフィルムが消失しているらしい

時代は高麗王朝末期
朝廷の圧政によって民衆は苦しめられていた
捕えられ飲まず食わずの監禁状態のタクセは娘に投げつけてもらった握り飯をこねくり回し願いを込めてプルサガリの人形を作った
プルサガリを持ち帰ったアミは裁縫途中に誤って針で指を傷つけてしまう
血液がかかったプルサガリは命を吹き込まれ動き出した
大好物の鉄を食べどんどん大きく巨大化するプルサガリ
インデら反乱軍と共にプルサガリは王朝と戦い遂に倒してしまう

C級作品かと思っていたがわりと映画としてしっかりしていた
俳優も脚本もしっかりしていた

小さいプルサガリが可愛い

タクセの娘でインデの恋人のアミにチャン・ソニ
民衆に慕われている鍛治職人のタクセにリ・イングォン
タクセの弟子の職人で一揆のリーダーとして朝廷軍と戦うインデにハム・ギソプ
朝廷軍の将軍にファン将軍にリ・リョンウン
高麗王朝朝廷にパク・ヨンハク

野川新栄