劇場公開日 1992年4月4日

「ことばのささいなミスで誰かを傷つけてしまって、落ち込んだことがある...」フィッシャー・キング 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ことばのささいなミスで誰かを傷つけてしまって、落ち込んだことがある...

2024年1月31日
PCから投稿

ことばのささいなミスで誰かを傷つけてしまって、落ち込んだことがあるなら、この映画がとびっきり愉快にはげましてくれる。
そして、呆れるほどかんたんに取り戻せるって、教えてくれる。

どんな映画か、ひとに説明してるだけで涙が出てくる一本。

ギリアム監督のメッセージが優しくって、めちゃくちゃ悔しい。
「もし僕の映画で君の一日を台無しにしたのなら、次の作品で最高に幸せな気分にしてあげると約束する。だから、任せてくれ!」
(ブラザーズ・グリム制作時のインタビュー)

そんなこと言われたら、イヤでもずっと付いて行くしかない。
ったく、わかりましたよ。ずっとあなたのファンで居ますよ。

私はこの映画が大好きで、だからこそ、ロビン=ウィリアムズが許せない。
1つが損なわれたら、別な幸せを見つけられると教えてくれたのはあなたじゃないですか。
一緒に芝生に寝そべって、たのしいことを考えてくれる友達もいたはずなのに。
家族やたくさんのファンを泣かせてさ、なんだよ。がっかりだよ。
馬鹿、死なないでよ。

雨丘もびり