劇場公開日 1992年4月4日

「破壊されても愛は再生し続ける。尽きせぬ泉のように」フィッシャー・キング らいぴゅうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0破壊されても愛は再生し続ける。尽きせぬ泉のように

2023年9月15日
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NYの超売れっ子DJジャック(ジェフ・ブリッジス)はある日ラジオで不用意な発言をし、それがもとで大量殺人事件がおこってしまう。事件の3年後、今はうつ病でビデオ屋の店員におちぶれた彼は例の事件で妻を亡くした元大学教授のホームレス、パリー(ロビン・ウィリアムス)に出会う。パリーはキリストの最後の晩餐の聖杯を探しており、それを探すカギがジャックにあるという。パリーとつきあううちにジャックの人生は変わっていく。T・ギリアム感動の傑作!
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R・ウィリアムスはこういう作品がいい!と思います。気のよさそうなホームレスの彼が、奥さんの死んだ場面を思い出すシーンは胸をつかれます。「ガープの世界」のアマンダ・プラマーがここでも印象的な役で登場しています。
ジャックが「金を払って救われるものなら!」と苦しむところはよくわかります。人からとりかえしのつかないものを奪ってしまった重さ、それは故意でなくても関係ないですね。
う~ん、テリー・ギリアムらしい!ファンタジックだし映像も・・。ロビン・ウィリアムス若い!2回見たんですが前に感動したところと同じところで(;_;)ウルウルきましたね。破壊されても生きている限り愛は再生する!再生し続ける・・そんな感じですねえ。まるで本を読むような、素敵な一作です

らいぴゅう