劇場公開日 1994年10月8日

「それを言っちゃおしまいよ」パルプ・フィクション あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5それを言っちゃおしまいよ

2008年9月3日

笑える

怖い

知的

クエンティン・タランティーノを一躍世にしらしめた名作中の名作。これが公開された当時、世界中は本当に熱狂してました。その熱狂ぶりたるや大袈裟だと思ったが、実際に観てみると確かに面白かった。でも、時間がたてばたつほど、この映画に対しての猜疑心は強まってくる。でも、他の人に意見を求められたら、その人次第では薦めると思います。つまり、悪いものに懐があるかどうかって意味で。

内容と描写は醜く、グロく、生理的に不快感を覚えることも人によってはあり。タランティーノ氏のおたくばりとも思えるフェチズムがいたるところに見受けられるが、それでも何故か許せてくる。というのも監督のキャラクター造形が天才的だからなのです。だから、これだけの勧悪的な映画でも最後まで見れたのだと思う。

この映画の肝はやはりラストでしょう。でもね、ここまでやるだけやって最後にニューエイジって都合よすぎじゃないですか?

あんゆ~る