劇場公開日 2016年4月9日

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バベットの晩餐会のレビュー・感想・評価

全65件中、41~60件目を表示

3.0美味しい映画

2020年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

フランス革命でなにもかも失った天才女性シェフ、バベットが
質素で敬虔なる 神とともに生きる村の老姉妹と
縁あって家政婦として暮らします
バベットはなにも語らず変わらぬ暮らしは15年以上も経ち
村人たちも歳を重ねたある日
買い続けていた宝くじで1万フランを当てるバベット
その1万フランすべてを使って最高の食材、最高のワインを仕入れ
眠っていたそのシェフとしての腕前をふるう・・・
最高のフランス料理でもてなす一世一代の恩返し
贅沢とは無縁で生きてきたつつましやかな老人達は戸惑いながらも
ひとときの至福を味わう晩餐会

アペリティフのアモンティリャード
ヴーヴ・グリコの1860年物
クロ・ヴージョの1845年物
ウミガメのスープ
メインは「ウズラとフォアグラのパイ詰め石棺風」
葡萄や無花果などのフルーツ

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mamagamasako

5.0余韻を楽しむ

2019年5月6日
スマートフォンから投稿

昨年チャリティ映画会に参加して、出会った作品。
ふとまた観たくなり、DVDを購入。

晩餐会なので、美食映画ではもちろんあるが心に染み入る作品。
後味のいい映画。

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吉田大輔

3.0金沢には「ヤッホー」しか言わない茶漬け屋がある

2018年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「ハレルヤ!」これしか言わないおじいさんが好きだ。何ともタイミングがよくて、周りの人たちにも意思の疎通が出来ている。ローレンス将軍の食べ方を参考にしているおばあさんも素敵だ。「食べ物の話をしちゃだめよ」と言いつつ、美味しい気持ちを隠しきれない。

 食事で人を幸せにする映画の基本ですね、これ。日本ではコミックで大流行だったけど。。。最後にパパンともつながりが明らかになって、とっても心温まるストーリーになりました。見終わるととてもワインを飲みたくなる映画です。

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kossy

3.0湿ったような暗さにはどうにも慣れない。

2018年11月2日
PCから投稿

一回目 2014.4.12。
宗教色が強すぎて、変に怖い。
ラスト、ロウソクの炎がプツンと消える・・わからない。

二回目 2020.8.7。
閉鎖的な孤島、食することでほんのひととき、凝り固まった宗教観から開放されたり、心が豊かになれた人々を描いた作品。
しかし、デンマーク作品の、湿ったような暗さにはどうにも慣れない。

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miharyi

5.0忘れられない晩餐会

2018年7月29日
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ヒリヒロ

5.0何気にめちゃくちゃいい温泉映画

2018年5月4日
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鑑賞方法:TV地上波

ときは19世紀、デンマークはユトランド半島の敬虔な教えを守る宗派の寒村でのお話し。作中で歌われる場面を除きほとんど音楽なし、たしか。

いろいろ含蓄がありそうですべてを理解できているとは到底思えないんだけど...
俗世間で栄達を手に入れた将軍の言動に気を揉みつつ、意地悪な期待もしてしまう。序盤の伏線がじんわり回収されていく...そんな晩餐会なのですが。

信仰上の理由で頭では料理のことを考えまいとするが、あまりの美味しさに箸、もといスプーンが止まらずいつになく冗舌になる村人たち。味覚と嗅覚、視覚を完全にやられたうえに、都会の食を知るゲストの蘊蓄で聴覚まで刺激されあえなく幸せな無条件降伏。村人たちの表情がすべてを物語る。
ほっこり芯から温まる温泉みたいな、そんな映画。
気の進まない職場の飲み会もメシ旨だったらアリだもんなぁ。
ストイックな戒律への皮肉も含んでるのかな。
バベットが根岸季衣似なのもなんか親近感持てた(笑)

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肉ネ~ム

5.0これぞ人間讃歌!

2017年10月12日
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泣ける

知的

幸せ

妙に響き、染み込みました。
一瞬に掛けても、一瞬にすべてが消えても最高の瞬間を作り上げる心意気。良い!
プロフェッショナルとかキャリアとか関係なく、人間そのものの生き方って、本来そうあるべきなんじゃないかと思いました。
最高に幸福な瞬間を味わう幸せ、そして自分にできることで人に幸福をもたらす幸せ。
そういうことがとても大事で、そういうことをする人間という生き物はとても素晴らしいと思いました。

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reonrion

4.0静かな情熱

2017年3月2日
Androidアプリから投稿

淡々と流れる時間のなかで、強い決意を持つもの、愛を秘めるもの、貧しいなかでの変わらない毎日の営みに、妙に憧れを持ってしまう。人への施しは自分を豊かにする。誰かに自分の持てるもので、喜びを感じてもらいたい。

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マッターホルン

5.0騙され上手の至福

2017年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

未知なる料理への恐怖を、共に騙されるふりをすることで解消しようとした登場人物たちが、人間臭くて愛らしい。
現代は事実を暴くことが全てだ。
映画も含めた多くのメディアが、知る権利を盾にして、知られざる過去、知りたくもない理由、知る必然性のない経緯を、次々と白日の下に晒していく。現代のメディアは、それが面白みになって成立している。
この作品では、事実はほとんど明らかにならない。
唯一、バベットの出自が、それを知るべき姉妹だけに明かされるだけだ。
それなのに、誰もが忘れていた一つの真実が、明快に、映画史に残る大円団で描かれる。
信じる者は救われると言うが、真心から信じるふりをする者も救われるのだ。
二度と会うことのない人と、数十年、数百キロを隔てても繋がっていると、真心から信じようとする人たちが、ささやかな幸せを獲得する。
エンドロールが流れる中、すっと溜飲が下がる思いになった映画を観たのは、実に久しぶりだった。
長きにわたり、多くの支持者に語り継がれるのも納得である。

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Masa_king01

5.0至福のおどき話

2016年7月8日
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鑑賞方法:映画館

この映画を見たのは学生時代で感動してしまった。
デジタルニューマスター化され再び観れて嬉しい。
確かに美食を追い求めて原罪が大きくつきとまる。
しかし至福感を与える料理は…時に不満を除いて、
充実した満足感を味わせてくれる事を証明したと。

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AlexStone

3.51871年の1万フランって?

2016年6月26日
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鑑賞方法:映画館
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だいず

4.0やはり名作はスクリーンで。

2016年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

晩餐のシーンが取り上げられているけれど、私はあの姉妹の昔と今をとりまく状況、衣服(あのマントというのかな)、食材店の雰囲気とか、、、そういうものから当時の空気とか、「匂い」が感じられた気がする。
今回の上映がなければ、この作品を「名前だけは知っているが観たことはない」で終わっていたと思う。スクリーンで観ることができてよかった。クラシックな映画というのはたまに、でも定期的に観たくなります。

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洋画fan

3.0デンマーク×食事

2016年3月22日
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デンマークの映画ってこんな感じなのか!
スローに進む、淡々と進む。曲も美しかった

全編、食事の話だと思ってたから違くて驚いた。先入観で観るのはよくないなあ。

有名な晩餐会のシーンは確かに名シーンだった。食事の感想は言わないと約束をした信者たちの、食べる表情が最高だった。黙って食べることが、一番の感想じゃないのかなとも思えた。今まで贅沢をしてこなかった人々の、幸せを見つけたような顔がなんとも言えない。

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JYARI

3.0控えめな映画だった

2016年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

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とば

5.0映画史に残る一本。月の下で今夜あった事を感謝する場面はもはや奇跡と...

2016年3月14日
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映画史に残る一本。月の下で今夜あった事を感謝する場面はもはや奇跡と言う表現しか浮かばない映画美の極み、時が止まった感覚ってこの事って教えてくれました。

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JOHN DO

3.0最期のほうの晩餐

2016年3月10日
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everglaze

3.5静かに奥深く訴えてくる作品。登場人物も皆、美しい。

2015年12月2日
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鑑賞方法:映画館

静かに奥深く訴えてくる作品。登場人物も皆、美しい。

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tsumumiki

2.0我慢を強いる映画

2015年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

寝られる

北欧独特の光線が屋外のシーンを特徴的にする。その点でベルイマンの映画と共通している。
そして、また共通しているのがキリスト教の信仰を描いていること。
ただし、この作品にはベルイマンにあるような皮肉が見られず、ただひたすら純粋な信仰生活を送る姉妹が描かれるのだ。田舎の厚い信仰者の退屈な生活をひたすらに映し出すことが本作の仕掛けといってもよい。
タイトルにあるバベットなる人物は後半になってようやく登場し、その女性が作る晩餐の料理は映画の最後になってようやく映し出されるのだ。それまでは貧しい北欧の貧相な食事しか出てこない。
バベットがふるまう料理はどれも美味そうで、グルメ映画としても素晴らしい。ただし、この料理をつくる話が出てくるまでは、ひたすら敬虔な信仰心を持つ姉妹が男たちを袖にするというもので、見続けることに忍耐を要する。最後まで静かで禁欲的な生活の描写で引っ張っておいて、最後に極上のフランス料理を観客に見せつけるのだ。
とことんじらされた観客にとって、ここで供される品々は文字通り垂涎の的ととなる。

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佐分 利信

3.0食事の場面が長すぎて飽きた

2015年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

総合:55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:60点 )

 恐らく初めて観たデンマーク映画。前半のデンマークの寒村での質素な生活の場面はまだ悪くなかった。作品としては真面目で質感はむしろ良い。しかし後半、食材を用意し調理し食べるだけの場面に数十分も費やされると、単調すぎて流石に飽きが来る。
 慎ましい人生を送ってきた彼らにもたらされる一流の晩餐がただの晩餐ではないのだろうが、些細な出来事を中心に据えた主題にひきつけられなかった。無論この晩餐は、その裏に潜む登場人物たちの数十年の半生を示唆しているのだが、それがはっきりとしないままに食事だけが進む展開が好きになれなかった。この映画はここに尽きる。むしろ将軍やバベットといった、劇中ではっきりと描かれなかった登場人物たちの人生のほうに興味をそそられた。

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Cape God

5.0人生の喜び

2014年11月29日
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楽しい

幸せ

萌える

バベットは芸術家だ。一世一代の「大盤振る舞い」は、芸術家としての、やむにやまれぬ彼女の衝動だ。献身ではないところが、渋くて粋でかっこいい。

バベットの料理の芸術を理解できるのは、社交界を知る将軍だけだ。
村人たちも、正しく受け止めてはいたが、言葉にすることはない。

芸術は、全ての人に等しい深さで享受されるものではなく、素養とか経験値を問われる残酷な一面がある。だか、圧倒的な本物を前にすると、誰もが感覚的な喜びを味わうことができる。

一方、恋の成就や夢の実現は叶わぬとも、置かれた場所でひたむきに花を咲かせようとする、姉妹の生き方もまた、芸術だと思った。

天使も微笑む生き方は、本格の芸術。人生の喜びを見た。

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Raspberry