「最期のほうの晩餐」バベットの晩餐会 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
最期のほうの晩餐
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デンマークのユトランドという辺境の村に住む、2人の美しい姉妹。彼女達は、牧師であった父親の教えを守り、老後も村の宗教的役割を担っています。しかしこの閉鎖された社会において、村人達の小さないざこざを治めるのに、彼女達の倹約と奉仕だけでは少々物足らないことが浮かび上がって来ます。
そんな彼女達のもとに家政婦として働くことになったフランス人バベット。大阪のおばちゃんのように値切って買い物し、手際良く料理をする彼女の正体は…。
葡萄酒にザクロ…。
キリスト教色の濃厚な映画です。讃美歌のシーンも多いです。Julie & Juliaのようなフランス料理中心のお話ではありません。
個人的には歳と共に眼も舌も肥えて、感動が薄らぐ一方で…
映画が意図するテーマと違うのですが、舌が肥えているのも悪いことではないのかな、と思ってしまいました。
神様は幸せになることを否定しないでしょう。
望んだものが望んだかたちで手に入るとは限らない。
食事は感謝の大切な場。
美味しい食事は胃袋も心も幸せで満たし、星空は一層輝いていました。
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momokichiさんのコメント
2024年1月23日
美しいレビューに感嘆としました。
>神様は幸せになることを否定しないでしょう。
>美味しい食事は胃袋も心も幸せで満たし、星空は一層輝いていました。
ここなんてほんと。。