バスティアンとバスティエンヌ 湖畔にて

解説

モーツァルトが12歳の時に作曲した楽劇「バスティアンとバスティエンヌ」をモティーフに、戦時下フランスの田舎屋敷での一夏の出来事を描く人間ドラマ。監督・脚本はこれが長篇デビューのミシェル・アンドリュー、撮影はルナン・ポールが担当。出演はジュリエット・ベルト、アンナ・プルクナルほか。

1979年製作/フランス
原題:Bastien, Bastienne

ストーリー

第一次大戦下、フランス。戦争未亡人スザンヌ(アンナ・プルクナル)は、義姉カトリーヌ(ジュリエット・ベルト)の屋敷に身をよせる。二人は戦争の影におびえるいらいらした日々の中で、お互いに対する確執を抱え込んでいた。一方、二人の息子達はオペラ「バスティアンとバスティェンヌ」上演の準備に余念がない。そんなある夜、スザンヌは入水自殺を図り、すんでのところでカトリーヌに救われ、初めてカトリーヌに対して心を許すのを感じた。いよいよスザンヌ達が屋敷を離れる前夜、「バスティアンとバスティエンヌ」の幕が開く。少年達の美しい歌声は大人達の葛藤を解きほぐしながら空へ上ってゆく。

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