パウダー

劇場公開日:

解説

不思議な力を持つ少年の姿を描くファンタジー・ロマン。監督・脚本は新鋭ヴィクター・サルヴァ。製作は「G.I.ジェーン」のロジャー・バーンバウムと「ブラインド・フューリー」のダニエル・グロドニック。製作総指揮は「ネゴシエーター」のライリー・キャスリン・エリス、ロバート・スヌーカルの共同。撮影は「秘密の花園」のジャジー・ジーリンスキー。音楽は「危険な動物たち」のジェリー・ゴールドスミス。美術は「リービング・ラスベガス」のウォルドマール・カリノウスキー。編集はデニス・M・ヒル。衣裳はベッツィー・コックス。特殊メイクは「バットマン」のジョーカーの特殊メイクを担当したトーマス・R・バーマンと、バリ・ドレイバンド・バーマンのコンビ。主演はTVシリーズ『インディ・ジョーンズ 若き日の冒険』のショーン・パトリック・フラナリー。共演は「ニクソン」のメアリー・スティーンバーゲン、「エイリアン3」のランス・ヘンリクセン、「インデペンデンス・デイ」のジェフ・ゴールドブラムほか。

1995年製作/110分/アメリカ
原題:Pouder
配給:ブエナ ビスタ
劇場公開日:1997年4月19日

ストーリー

嵐の夜、雷に打たれた妊婦が担ぎこまれてきた。奇蹟的に赤ん坊を産んで間もなく、母親は息を引き取った。数年後、テキサス州イートン、郊外の農家で老人の死体が発見された。彼の孫息子パウダー(ショーン・パトリック・フラナリー)は施設に引き取られることになった。初めて見る外の世界。施設でいじめにあうパウダーだが、彼の不思議な力の前には、いじめっ子もなすすべがない。高校に通い始めたパウダーは物理の実験中に失神する。物理の教師ドナルド・リプレイ(ジェフ・ゴールドブラム)は彼の身体があらゆる電気エネルギーを引きつける存在であることを確信した。知能テストが行われ、パウダーは世界で一番知能が高いと判断された。彼に心を開く人が増えた。町のカーニバルの日、クラスメートのリンゼー(ミッシー・クライダー)と初めての口づけを交す。だがリンゼーの父親に仲を引き裂かれた。パウダーのショックは大きかった。リプレイは彼を慰める。施設を出たパウダーは懐かしい祖父の家へ向かう。心配してやって来たリプレイらの前でパウダーは天使のように飛び立った。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0うーん何だかよく分からない

2020年9月12日
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見聞

3.0心温まるファンタジー

2018年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 どこかの前衛的演劇集団のように、頭髪はなく真っ白にどうらんを塗られたかのような風貌。地下室にあった本を全て暗記するほど高い知能を持っていたジェレミー。施設ではいきなり金属吸い付けの超能力を発揮した。知能テストを受ければ、史上最高のIQだし、電気を帯びていてかなり危険。ジェフ・ゴールドブラムはここでも物理の教師。そんなに似合ってるわけでもないのに、理系顔というだけでのキャスティングなのであろうか。

 監督は『ジーパーズ・グリーパーズ』や『ヒューマン・キャッチャー』をも作っているが、こちらはB級全開の映画ではなく、心温まるファンタジー。電気を操り、雷までも味方につけてしまうジェレミーは、万物はすべて繋がっていると主張し、命の尊さを教える。神や天使のような存在として描くという単純さには、わかりやすさはあるけれども心が見えないままだ。ほんの数人ではあったが、人に優しい心だけを与えて、雷雨の中に消え去っていく光景は美しい。

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kossy
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