にぎやかな森

劇場公開日:

解説

ウェンセスラオ・フェルナンデス・フロレースの原作を基に、スペインの奥深い森の中に集う人々の織り成す様々な物語を描いた作品。製作はエドゥアルド・ドゥカイ、監督はホセ・ルイス・クエルダ、脚本はラファエル・アズコーナ、撮影はハビエル・アギーレサロベが担当。出演はアルフレード・ランダ、フェルナンド・バルベルデほか。

1987年製作/スペイン
原題:El Bosque Animado
配給:松竹富士
劇場公開日:1990年11月17日

ストーリー

スペイン、ガルシア地方のセセブレの森。井戸堀り職人のジェラルド(フェルナンド・バルベルデ)はド・アボンド氏(フェルナンド・レイ)の家に仕事に行くが、仲間のマルビス(アルフレード・ランダ)はそこでピストルを盗んだことをきっかけに盗賊になってしまう。一方、ジェラルドが密かに思いを寄せる美しい娘エルメリンダ(アレハンドラ・グレピ)は自分をこき使う叔母ファニータにたまりかねて町へ去ってしまう。ジェラルドは霊媒師に頼んでエルメリンダが戻ってくるように祈るが効き目なし。代わりに12才の娘ピラーラが、ファニータのところで働き出す。その頃森に幽霊フィスが現れるようになり、人通りもめっきり減ってしまった。怖がるマドリードから来た姉妹に死者の行列の話をした翌日、ピラーラは自分が列車から落ちて死んでしまう。マルビスは強盗に入った司祭の家で思いがけず牛の出産の手助けをして逆に感謝される。夜明けの森。死んだピラーラの弟のフーコと歩いていたジェラルドはマルビスと出会い、正業に戻るよう勧めるが応じず、逆にフーコまでマルビスの手となってしまった。

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