劇場公開日 1983年10月29日

「Z!Z!禁じられたZ!」超能力学園Z 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0Z!Z!禁じられたZ!

2021年9月21日
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笑える

楽しい

興奮

字幕版は初観賞
1983年の作品

吹き替え版はバーニーをたのきんトリオのヨッちゃんでバーナデッドは高見知佳だった
若い人は知らないだろうけど

超訳ぶりがわりと攻めていて吹き替え版も面白い
昔の海外作品は吹き替え版が楽しめた

ちょっとエッチな青春コメディー映画
映画としてはわりとしっかりしている
意外にもオッパイポローンのシーンは終盤以外は少ない

昔はこの内容でテレビ放送していたんだからおじさんたちからしてみれば良い時代である
理由はよくわからないが今じゃアフリカの黒人やアマゾンの原住民以外のオッパイはボカシがついてしまう始末
中高生の頃は遠くで好きな女子を凝視していたがもちろん何も起こらなかった

科学実験の手違いで超能力(念力)を得てしまった高校生バーニー
秘密にするつもりだったが親友のペイトンやガールフレンドのバーナデットには早めにあっさりバレてしまう
バーニーは念力で悪戯や仕返しやりたい放題
高校の野球チーム「ペンギンズ」に所属するペイトンとバーニーは共謀し念力をフル活用し宿敵タイガースに勝利してしまう
なんやかんやでバーニーとバーナデッドは結ばれる

バーニーもバーナデッドも当初は眼鏡をかけていたが途中で外してしまった
どちらかは徹底として眼鏡をかけておくべきだったと思うが本人らは演じるにあたって邪魔で嫌になったのだろうか
まるでタイガーマスクの覆面を取った三沢光晴のようだ

念力で物が動くシーンはピアノ線が見えない
CGなんて時代にどんなふうに撮影したのだろうか
こんなB級作品にも当時はハリウッドすげーと思ったものである

超能力失ったフリしてじつは失ってません
夜の街を飛んで行く2人が印象的なラスト

エロティックが一番の売りのはずだが全体を通せばそれほどエロくない
クライマックスのパーティー会場は面目躍如か畳み掛けるようにまとめて裸大会になってしまったけど
オッパイは切り取りされたコメントみたいなもので全体を見れば印象がガラッと変わる
くだらないドタバタおバカ映画とは一味違う

この作品を鑑賞するにあたって要注意事項
『超能力学園Z』には『超能力学園Z Z』という続編らしき作品があるが全くの別物
映画comではあえてスルーしているがよそのサイトでは扱っている超おバカ超お下品のC級エロチックコメディー
2007年公開の Z Zもオッパイが沢山出てくることは共通しているが超能力というより携帯電話を使う点で全く違うし学園ものではない!
監督も出演者もまるで違う
TSUTAYAで間違えて借りてしまった
Zじゃない Zじゃない不思議な気持ち
輸入した日本の配給会社が原題『rocket girl』を少年時代の思い出を込めてこんな邦題をつけてしまったのだろう
悪気はないのかもしれないがとても悪質で紛らわしい
アガサ役のジュリア・レーマンが自分好みでキュートだったことくらいが唯一の収穫

野川新栄