抱きしめたいから

劇場公開日:

解説

オーストラリア人ジャーナリストと元ヴェトナム難民の大使夫人の交流を描く人間ドラマ。監督は「アンボンで何が裁かれたのか」のスティーブン・ウォレス、製作は「英雄モラント」のマット・キャロル、エグゼクティヴ・プロデューサーは「JFK」のアーノン・ミルチャン、グラハム・バーク、グレッグ・コート。ブランシュ・ダルピュジェの同名小説をもとにアン・ターナーが脚本を執筆、撮影は「クロコダイル・ダンディー」のラッセル・ボイド、音楽はクリス・ニールが担当。

1991年製作/オーストラリア
原題:Turtle Beach
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1992年9月19日

ストーリー

10年前、マレーシアでの暴動をスクープしたオーストラリア人ジャーナリスト、ジュディス・ウィルクス(グレタ・スカッキ)は、新聞社からマレーシアのヴェトナム難民問題の取材を依頼され、オーストラリア駐マレーシア大使夫人ミヌー・ホブディ(ジョアン・チェン)の協力で、難民キャンプを取材するが、当局に妨害されてしまう。2人は、タートルビーチに漂流してきた難民たちを助けるが、マレー人農民に襲われ、難民たちは虐殺されてしまう。ヴェトナム難民で、故国に子供たちを残していることをミヌーはジュディスに告白する。ビドン島の難民キャンプを取材して、あまりの惨状に怒りを覚えるジュディス。ジュディスとミヌーは、再びタートルビーチでミヌーの子供たちの乗る難民船を待つが、ようやく現れた船に再びマレー人たちが襲いかかろうとする。“犠牲”役がいれば彼らは手を出さないことを知っていたミヌーは、海の中に身を投げる。母親を追って船から落ちた子供たちをジュディスは助け、岸辺で抱きしめるのだった。

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