「運の悪い刑事」ダイ・ハード しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
運の悪い刑事
"ダイ・ハード" シリーズ第1作。
Blu-rayで鑑賞(吹替【ソフト版】)。
もう何度観たことでしょう。テレビ放送とそれを録画したビデオだけで20回は軽く超えているかもしれません。それでも飽きないこの面白さ。いつ観ても激闘に次ぐ激闘、アクションの乱れ撃ちに興奮せずにはいられません。本作の素晴らしさに関してはもはや問答無用でございましょう!
足裏をガラスの破片で血まみれにし、体中傷だらけになりながら単身戦うジョンは最高のヒーロー。置かれた状況にさんざん悪態を吐きながらも人質になった奥さんを救うため、そして警官と云う職業の正義感からタンクトップ姿で孤立無援の戦いを繰り広げる様は誰がなんと言おうとカッコいい!
ここまで泥臭くて、人間味溢れるアクション映画の主人公はかなり斬新だったのではないでしょうか。今ではありふれている感がありますが、本作が原点かもなと思いました。
ジョンが「もう高いビルになんか上らない!」とぼやきながら、爆破されたビルの屋上から決死の覚悟で飛び降りるシーンは、「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」でもオマージュされてしましたよねぇ…。名シーンです。
武装集団もいい感じでした。テロリストと思わせておいて、まさかの「おめぇら単なるコソ泥じゃあねぇか!」。わざわざクリスマス・イブに決行しなくてもええでしょうが…(笑)。
ハンス・グルーバーを演じたアラン・リックマンは、後にハリー・ポッター・シリーズのスネイプ先生役で出演することになるんですねぇ…。不思議と感慨深いものがありました。
[余談]
私の持っているブルーレイには、頻繁にテレビ放映されていた吹替版が収録されていないのがちょっと残念でした。
親しんだ声(野沢那智さん)が聴きたくて、製作30周年記念版を買おうか買うまいか、真剣に迷っています(笑)。
[追記](2019/08/10)
ついに製作30周年記念版を買ってしまいました。待望の野沢那智版での鑑賞、まさに感無量でした。慣れ親しんだお声と聴き馴染んだセリフ…旧友に会ったような懐かしさでした。
[以降の鑑賞記録]
2019/08/10:Ultra HD Blu-ray(吹替【テレビ朝日版】)
2019/10/25:Ultra HD Blu-ray(吹替【テレビ朝日版】)
2021/04/25:Ultra HD Blu-ray(吹替【テレビ朝日版】)
※リライト(2021/04/25)
※修正(2022/03/21)