ソルジャー

劇場公開日:

解説

未来社会を舞台に、感情を持つことを禁じられた戦士が人間の心を取り戻すまでの戦いを描いたSFアクション。 監督は「イベント・ホライゾン」のポール・アンダーソン。脚本は「12モンキーズ」のデイヴィッド・ウェブ・ピープルズ。製作総指揮は「メジャーリーグ3」のジェームズ・G・ロビンソン、「ベスト・キッド」シリーズのR・J・ルイス、「アベンジャーズ」のスーザン.イーキンズ。製作は「アベンジャーズ』のジェリー・ワイントローブ。共同製作は「ヴィゴ」のジェレミー・ボールト。撮影は「コン・エアー」のデイビッド・タッターソル。美術は「デモリッションマン』のデイヴィッド・L・スナイダー。編集は「イベント・ホライゾン」のマーティン・ハンター。音楽は「ヴァイラス」のジョエル・マクニーリー。視覚効果監修は「スター・トレック ジェネレージョンズ」のエド・ジョーンズ。衣装は「エアフォース・ワン』のエリカ・エイデル・フィリップス。出演は「ブレーキ・ダウン』のカート・ラッセル、「ジャングル・ブック」のジェイソン・スコット・リー、「ディアボロス」のコニー・ニールセン、「デストラクション」のゲーリー・ビジーほか。

1998年製作/98分/アメリカ
原題:Soldier
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1999年6月5日

ストーリー

誕生と同時に将来を決められてしまう近未来社会。戦士に選ばれた者は、人間の心を剥奪され、史上最強の殺戮精鋭部隊の一員となるべく徹底教育を受ける。5歳の時点で脱落者は抹殺。17歳まで生き残った者だけが、戦士の誉れとして、頬に戦士番号が彫り込まれる。ベテランの人間兵器ソルジャーであるトッド3465(カート・ラッセル)は戦果を挙げてきたが、遺伝子操作によって開発された次世代ソルジャーとの戦いに敗れ、瀕死の重傷を負ったまま、宇宙の果ての廃棄物投棄惑星に放棄されてしまう。そこは文明社会を捨てて理想郷を求めた移民たちが平和に暮らす星だった。移民たちの手当てで奇跡的に命が助かったトッド。戦うこと以外何も知らなかった彼は、いつしか星の人々の優しさに触れ、親子の絆、友の信頼や愛を知り人間らしい感情が生まれてくる。そんな時、かつて自分を倒したソルジャー軍団が、訓練と称してこの平和な惑星に攻撃を仕掛けてきた。次々と移民たちは銃弾に倒れていく。怒りに燃えたトッドは愛する者たちを守るため、たったひとりでゴミから兵器を作り出し戦いを始める。かつて自分を倒した新世代ソルジャーのケイン607(ジェイソン・スコット・リー)との一騎打ちで勝利したトッド。だが、軍を率いていたチャーチ大尉(ゲーリー・ビジー)は宇宙船に逃げ込み惑星を爆破しようとする。宇宙船に生き残った移民と共に乗り込んだトッドは、チャーチ大尉を抹殺し、はるか宇宙へと旅立つのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0赴任地はタンホイザー・ゲイト

2023年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なかなか良い暇つぶしになりました。それなりに面白かったです。
トッド(カート・ラッセル)は頭を使うと強い。しかも怠けないでずっとトレーニングを続けてるところが渋い。それに引き換え(以下略)...
コニー・ニールセンも若くて綺麗。
それにしても赴任地タンホイザー・ゲイトってヲイヲイ。と思って調べたら、なんとブレードランナーとこの映画は脚本家が同じなんだってさ。2つの映画は同じ宇宙観で作られたらしい(@_@)。
俺も今度以前の赴任地を訊かれたらタンホイザーゲイトって言おうっと。

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arlecchino

1.5この役はカートラッセルには似合いません。

2020年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

遠い未来。生まれた時から戦士になるために育った主人公が、移民を守る為に軍と戦う物語。

普段はSFを余り鑑賞しないのですが、カートラッセル主演で、脚本もブレードランナーを書いたデヴィッドピープルズと言うことで鑑賞。
ですが、失敗でした。

まずカートラッセルに合わない役どころです。ベタですが、シュワルツェネッガーだったら人間性を失った軍人にぴったりですし、迫力ももっと出せたのでしょう。でも、カートラッセルでは良くも悪くも人間の範疇です。

SFの世界もチープ。優れたVFXを鑑賞出来る現代との比較は可哀想ですが、セットの中で演じている感があり、興ざめします。
ですから、アクションの迫力も不十分。元々カートラッセルはその迫力を出せる俳優ではありませんし、あのセットの中では出せないでしょう。

小学生の時に鑑賞したら、また違った感想になったかもしれませんが、大人になってからの鑑賞では低い評価は仕方がないと思われます。

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よし

4.0ポール W.S アンダーソン監督最高傑作

2017年8月27日
Androidアプリから投稿

兎に角、カート・ラッセルがカッコいい。

赤ん坊の頃から兵士として育てられ、軍の思うままに、戦地へ行き、感情も無く殺してた兵士が、軍の新兵器のソルジャー育成の為、強制的に貧困の星に棄てられ、そこの街で人間性を知り、感情を取り戻しいく、その際のカート・ラッセルの表情がとても良い。

新兵器ソルジャーの練習の為、貧困な星の住人を殺しにくるのを、感情を取り戻しながら奇襲をかける兵士、地形の独特を利用した戦術、ガンファイト、格闘、がどれもカッコいい。

こんなよくある設定なのに、カート・ラッセル、ジェイソン スコット リー、の肉体と演技、美術、セット、が素晴らしいので、何度も観てしまう。

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レトログレイド 373

3.06000万ドルの美術は観る価値あり

2017年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

総合60点 ( ストーリー:30点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:80点|音楽:65点 )

 冒頭からB級感が強力に漂う。設定も物語も安っぽい少年漫画のような内容にすぎない。
 しかしちょっと作り物感がある部分もあるが、不思議に美術には豪華で金がかかっていそうで意外に映像は面白い。ウィキペディアによると総製作費は6000万ドルということだから、実は調べてびっくり、けっこうな大作である。これほどに美術に金をかけるのならば、脚本にももっと金をかけていいものを書かせればいいのにもったいない。よくこんな脚本にそんな大金をかける気になったなというか、その大金のうちいくらを脚本に使ったのかとか、色々と考えてしまう。

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Cape God
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