セント・オブ・ウーマン 夢の香りのレビュー・感想・評価
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何度観ても、素晴らしい映画です🈵
この映画は何度も観てるんですが、何度観ても感動してしまいます😂
このレビューを書くためにもう一度鑑賞したんですが、全く無駄のない描写にあらためて感心しました(^^ゞ
死を覚悟した盲目の退役軍人と学内事件に巻き込まれて悩んでいる名門高の優秀な貧乏学生が、旅の中で、徐々に変化していく二人の心理描写が1つの見どころだと思います🙆
言うべきか言わざるべきか⁉️
自分の将来のためには、言ってしまった方が楽なのに、良心がそれを許さない💦
良心に従えば、厳しい処分を受けるかもしれない💦
それでも、良心に従おうとする青年。
最高の料理と最高の女性を満喫したあと命を絶つはずだった退役軍人。
そして、いよいよ学校裁判。
親の力を借りて裏取引したやつ
実際に悪戯をしたやつ
よりも
友人を守るために言わなかった青年
を一番厳しい処分にしようとする学校
こんなことでいいの⁉️
と思っていたら、そんな気持ちを吹っ飛ばしてくれるような見事な演説💯
この演説は何度聞いても心に響く。
さすが、アルパチーノです‼️
真実はkossyに・・・
家族が旅行に行き、スレード中佐(パチーノ)だけが居残りだったのに、いきなりニューヨークに旅行に付き合わされたチャーリー。校長のジャガーにいたずらをした生徒を密告せよと言われ仲間は売れないと苦悩する。彼だけが貧乏で奨学生だったが、言うか言わないかでハーバード推薦か退学かという二者択一を迫られたのだ。アメリカ映画ならむしろ悪戯をすることで青春を謳歌するような内容が多いのに、この映画では真逆。大統領をも輩出している厳粛な高校ということもあるが、かなり道徳的にはまともな位置にある。
さて、ニューヨークでの3日間がとても信じられない内容。盲目ではあるが、女が大好きで、付けている香水によって色んな事がわかってしまう。名前、出身地、髪の色、目の色etc.退役軍人で恩給とか障害者補助の金とか、せこせこ貯めていた金をパーッと使ってしまう性格。チャーリーの交通費はもとより、豪華ホテルのスイート、スーツを仕立てたり、リムジンをずっと貸切にしたり・・・次の日突然、彼の兄の許を訪ね、家族から嫌われるのを承知でずけずけと踏み込んでいく。そして、目の見えないことで卑屈になった部分もチャーリーの前では隠せない。最高の女を抱いて、拳銃で頭をぶち抜くという計画を打ち明けるのだ。チャーリーに対しては息子のように扱い、タンゴの流れるカフェでドナ(ガブリエル・アンウォー)という女性に踊りを手ほどき。まるでチャーリーに女を紹介するかのように。圧巻は真っ赤なフェラーリを試乗(2000ドルで)して、盲人であるスレードが運転するシーン。演技とわかっちゃいるのにハラハラさせられたぞ!
「アスピリンと葉巻を買ってきてくれ」と頼み、その間に自殺しようとしたスレード。チャーリーの予感により、寸でのところで回避。その葛藤シーンも見もの。議論の的になりそうだけど、彼は止めてもらいたかったに違いない。というより、止めてくれたら、立派な男と認めようとしていたのかもしれない。
なんとか帰ることになった2人。チャーリーを待っていたのは全校生徒の前で裁判にかけられるような公開懲戒委員会。校長の熱弁もわかるが、もう一人の目撃者ジョージ(フィリップ・シーモア・ホフマン)のダラダラした態度。しかもスレードの予想通り、屈して犯人の名を告げるところ。スレードはチャーリーの保護者役兼弁護役として立ち、全校生徒の前で大熱弁をふるう。だいたい、犯人を罰せずに目撃者を罰するなんてのはおかしいだろ。
それでもこの構図はもしや赤狩りのメタファーなのか?そういや『真実の瞬間』は1991年の映画だし、ちょうど触発されてもおかしくない頃だ。友を売るのは恥だ!てなくらいじゃ、子供向きとしか思えないもんな。まぁ、真実はpussyのみにあり・・・
少年と盲目になった軍人の話。全体的に高水準で急激な展開はないが素晴...
少年と盲目になった軍人の話。全体的に高水準で急激な展開はないが素晴らしい作品だった。少年との関わり方に少しずつ変化が現れ、心を開いた姿には感動させられた。人との関わり方を学ばせてくれる作品。
アル・パチーノもだがフィリップ・シーモア・ホフマン
1993年劇場公開時鑑賞。
アル・パチーノの演技はすごかったが、主人公クリス・オドネルは正直影が薄い。むしろいじわる同級生役のフィリップ・シーモア・ホフマンが印象に残り、しばらくは見かけても「『セント・オブ・ウーマン』のやな奴」と脳内変換されてた。
老人と若者の心温まるストーリー
偏屈な盲目の老人と有名校の学生の奇妙な旅物語。
その交流は最初、鬱屈な学生チャーリーの心情を良く捉えた表現になっていて、ストーリーが進むにつれ、交流が深まり、いつしか友情が芽生えていく。その様に心が温まった。
老人フランクが隠し持つ品格、知性なども徐々にあからさまになっていき、見る者の印象を覆す。
クライマックスの裁判は圧巻で心を奮い起こした。
なかなかの良作。
変な人!
「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」という格言があるがまったく人は付き合ってみなくてはわかりませんね。ストーリーは全く違いますが「最強の二人」や「グッド・ウィル・ハンティング」に似たティストがしました。暴君とはかくあらんやというべき破天荒な主人公に振り回される好青年、耐えて耐えて最後に素晴らしいプレゼントという心憎いプロットでした。アルパシーノの迫真の演技、タンゴのシーンとかフェラーリ―での暴走とか挙げたらきりがないくらい見どころはありますがラストの講堂のシーンが締めとして絶妙ですね。確かに女性の香水や石鹸のブランドを言い当てる奇妙な特技が何回も出てきますが”Scent of a Woman”(女の香り)・夢の香りとはテーマをはぐらかすようなタイトル、真意が量りかねます。重たいような軽いような時に人生訓のような教育的側面もみせて、凝りに凝ったキャラクターづくりにまんまと嵌められました、変な人!。
タイトルが秀逸!
こんなにもお洒落さが香り立つヒューマンドラマ!人生に希望を見い出すストーリーと、アル・パチーノの壮絶な演技はもちろんだが、この作品に「Scent of a Woman」というタイトルをつけた人優勝。2時間半もあるとは思えません。良い映画を観たなぁ。って感じ。
なんと言ってもアルパチーノ
人にオススメされて観たのだけど、
僕的にはそこまで面白いとは思えなかった。
主人公の直面してる問題が地味だったからかな?
振る舞い方でどうにでもなりそうなので、
ラストもぶっちゃけ感動しなかった。
ただ、アルパチーノは誰が観ても凄い。
視力を失って自暴自棄な人生を諦めてる男なのに、
普通ならボソボソ喋る静かな嫌なヤツという演出を
しそうなところを、
声だけはやたら張りがあるという演技にまず驚いた。
というか怖かった。
自分勝手で人を傷つける事を何とも思ってない人かと
思いきや、実は人生を終わらせたいと思うほどに
傷ついてたり、そう思いきやタンゴを踊れるは
鼻はやたら効いて女好き、主人公の良き人生の先生
にもなってくれるし、
とキャラ造形が深みがあって素晴らしかった。
足が絡まっても踊り続け人生を僕も歩みたいと
思えました。
それにしてもフィリップシーモアホフマンは
若い時から変人。
1人だけ異様な空気をまとってました。
足が絡まっても
暗闇で孤独に生きる盲目の退役軍人Frank。口を開けば声はデカく、毒は吐くし、下ネタ多し(^_^;)。
彼の面倒を見るバイトをすることになったCharlieは、奨学金で進学校に通うも、ボンボンばかりの生徒の中、学内では常に貧乏な田舎者扱い。
2人とも、家族とはやや疎遠。
Frankの「最期の贅沢旅行」をきっかけに、純粋な若者は生きる意味を失った男の命を救い、男は父親代わりのように若者の窮地を救う。
本来大切にすべき未来を託す純真な心を、国に仕えてきた退役軍人が守るという構図が良いですね。
Frankのフェロモン嗅覚が凄すぎ(^^)。
調香師になったら良いのに!!
女性なら誰でもいいんかい、というくらい無類の女好き。そしてフェラーリと酒が好物。
タンゴのシーンは素晴らしくて感動しました。
それにしても、証人にならなければ退学処分って酷過ぎる(>_<)。
グルではないという証明ってこと?
大体誰が誰といつもツルんでいるかくらい、みんな知っている訳だし。あんな校長だから馬鹿にされているのか…。
足が絡まっても、踊るように、魂が欠けない程度に、生きていけたらね…。相手が居ないと転んで踊れないけど(^_^;)。
“No mistakes in a tango, no, not like life.”
“If you're tangled up, just tango on.”
“There is nothing like the sight of an amputated spirit. There's no prosthetic for that. “
完璧
最初から最後まで完璧です。
アルパチーノ万歳です。
そして、若かりし頃のフィリップシーモアホフマンが
またいい感じに嫌な奴(笑)
やっぱりタンゴを踊るシーンが大好きで。
名台詞の数々に感動し、胸が熱くなります。
好きすぎてなんてレビューを書いていいか
わからないくらい好き。
華やかな女優陣が競演する恋の話と思ってました。まさかの男の友情物語...
華やかな女優陣が競演する恋の話と思ってました。まさかの男の友情物語とは。
アル・パチーノの怪演、ほぼこれが全て。やはりすごい俳優だったんですね。
対するクリス・オドネルの爽やかさがなんとも対照的。しかし、一流校への推薦か退学か、って、そんな究極の二択はないわ(笑)
タンゴのシーン等見どころも多し。しかしあの豪遊の金はどこから出てるんだろ?
疾走するフェラーリ
アルパチーノです。
タンゴを踊ります。
画面からフレグランス、香ります。
お洒落度でこれを超える映画を、僕は知りません。
そして思うのは
守るべき人ができると人間はかくも強く成長できるのか、ということ。フランクとチャーリーはお互いにかけがえのないバディーとなり、そして再び別々の人生へと旅立つ。
もしも、もしも学校でのあの演説が失敗に終わったとしても、愛し愛された出逢いの事件は彼らをずっと励まし続ける宝の日々となるだろう。
アル・パチーノが演じる役の中で一番好き
ゴッド・ファーザーのマイケル、のイメージが強くあったアル・パチーノですが
なんか見事にスイッチ押された感じです。
よく劇中で言っていた「フーアー!」は調べてみると
米陸軍が使っているとされる(語源とされる)スラングで、
つづりは「Hoo-ah」。
意味は「了解」「賛成」の他、好意的な反応、no以外のいろいろな意味で幅広く使われているのだそう。
あらやだ。が一番しっくりくる。
チャーリーがいい人。
大変良い人。
最後の演説で、フランク大佐(中佐)が
「この青年は魂が清らか。高潔である」と言うだけある。
この映画はこういう(チャーリー)人間になるべき、というのと、
こういう人間(チャーリー)を「受け入れるべき」とメッセージを含んでいるのと、
こういう人間のために演説をする、守る・・・主張する、のを受け入れるべき、耳を傾けるべきでは。と
・・・そういうことも言っているのかもしれない。
自分の利のために行動するのはしょうがない。
だって正義のために、正しい道のために人生棒に振ったり、幸せを取り損ねることもある。
しかし「そこ」を曲げてお願い出来ないか?
そうお願いしているスピーチ映画だ。
惜しむらくは「セント・オブ・ウーマン(女の香り)」というタイトル通り、
女性の香り、という主題を少し強く出す映画であって欲しかった、、
目が見えなくなった=鼻が利くようになった
=香りが嗅げるようになる=最も美しい香りは
=女性だ
女性こそ、神の生み出した夢のような存在である
こういう↑のを少し出して欲しいというか
いや、すでに出しているのを、私がちゃんと拾っていなかったのかな?
What can you say?
女ってものはさ
Who made 'em
誰が創ったんだ
God must have been
a fuckin' genius.
神ってのはすごい天才だな
元々女好きじゃなかったのかもしれない。
目が見えなくなったことで、
女性の香りが良く思えて・・・なのだろう。
<推測>
「盲人男性」を詩的?な感じで表現したのが
「セント・オブ・ウーマン(女の香)」なのかもしれない。
もしそうだとしたら、(仮に、です)タイトル付けた人のセンスに脱帽。
いや、仮に、だけど。二度目。
「俺がここにいて、いい理由は?」
「2つ!タンゴのダンスとフェラーリの運転がめっちゃ上手いです」
「ところでこの軍服を見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく・・・格好いいです」
ここのやり取り面白かった。(本当は感動した)
最後に出て来た金髪の先生、あの人がいい感じでフランク中佐とくっつくような・・・そんな描写があったら良かった。
強い感じで。
そしたら題名にも繋がるのに~
フランク中佐の夢の一歩に近付ける?フラグが立って幸せに満ちるのに。
これからチャーリーと一緒に見つけに行く方向に行ったのだろうか。
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